立山黒部アルペンルート全駅間歩き(黒部ダム-室堂) その3・黒部平駅からタンボ平へ | 駅から駅まで・旅のあしあと

駅から駅まで・旅のあしあと

鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 

その2からの続き

 

-黒部平(9:17着・9:40発)-

 

 

ロッジくろよんから本格的な登山道に入り、黒部平駅へ向かっています。

 

また人工音が聞こえると思って見上げると、

黒部平駅と大観峰駅を結ぶロープウェイがやってきました。

ゴンドラが近く見えるということは、黒部平駅は近いはず。

 

 

 

道しるべに従って少し登ると、正面に黒部平駅の駅舎が見えてきました。

こちらはロープウェイ乗り場ですね。

 

 

 

黒部平駅に着きました。

標高は1828メートルで、黒部ケーブルカーと立山ロープウェイが接続しています。

 

 

 

こちらが駅舎。

駅設備の他、土産物店・レストランが入居しています。

奥には次の駅・大観峰駅が見えています。

 

 

 

ケーブルカーは黒部湖駅と同様の2面1線。

やはりホームを出ると即トンネル。

ホーム部分のみ地上に出ていますが、建物に覆われています。

 

こちらは帰りに撮影したもの。

 

 

 

いっぽうのロープウェイのホームがこちら。

2面3線で、写真左側にもう1台分のホームがあります。

こちらも帰りに撮影したもの。

 

立山ロープウェイは1970年に開業した、黒部平駅と大観峰駅を結ぶ1.7kmの路線です。

両者の標高差は488メートルあり、2台のゴンドラが行き来しています。

 

 

 

駅の屋上から黒部ダム方面を撮ってみました。

ダム自体はほとんど見えませんが、関連施設の上層部が見えています。

その背後には赤沢岳と鳴沢岳がそびえています。

 

 

 

これから進む立山方面がこちら。

奥には次駅・大観峰駅が見えていますが、

その足下には広大な灌木帯が広がっています。

 

こちらはタンボ平と呼ばれ、一面真っ赤に染まる紅葉が有名です。

新春には山スキーができることでも知られています。

 

 

さて、この写真にもうひとつ駅(の跡)が見えているのですが、

わかりますでしょうか?

 

 

写真中央やや右にトンネルの口が開いています。

これが雷殿駅の跡です。

 

雷殿駅は立山トンネルトロリーバスの途中駅でしたが、

駅につながる登山道が崩壊したために休止を余儀なくされ、

最終的に駅が廃止されてしまいました。

 

 

さて、そろそろ次に進まねばなりません。

次はタンボ平を横切って、東一ノ越へ向かいます。

 

 

 

先ほどの道を分岐点まで戻り、

今度は東一ノ越の方向へ。

 

 

 

登山道を少し進むと、涸れ沢が現れました。

これはどう進めば良いのでしょうか?

 

 

 

川沿いを少しだけ遡ると、河床にペンキが塗られていました。

 

反対側にはピンクリボン。

ここを渡るので間違いない。

 

 

 

引き続き登山道を登ります。

ちゃんと地面がわかるレベルに整備されてる…

 

 

 

と思ったら、だんだん藪藪してきました。

手で払うのではなく、突き進んでしまうのが吉。

 

 

 

見上げればロープウェイが走っていました。

 

ここはちょうどタンボ平のまっただ中。

見下ろすと美しいタンボ平も、実際に歩くとなかなか見通しが利きません。

 

 

その4へ続く

 

 

黒部平駅からタンボ平までのGPSログ(1/10,000)です。