奈良駅 ～古都いにしえの風格漂う駅～
2022年11月12日押印
奈良駅は1890年（明治23年）12月27日に大阪鉄道の駅として開業しました。
1896年（明治29年）には京都から路線を延ばしてきた奈良鉄道の木津－奈良間が開通、1899年（明治32年）には関西鉄道と現在の桜井線にあたる奈良鉄道京終－奈良間が開通し奈良駅に接続しました。
1900年（明治33年）に大阪鉄道が関西鉄道と合併、1905年（明治38年）には奈良鉄道が関西鉄道と合併し、1907年（明治40年）には関西鉄道国有化により国有鉄道の駅となしました。
現在はＪＲ西日本関西本線と桜井線の駅です。
駅スタンプは奈良らしい風景です。
1934年（昭和9年）に建設された寺院風の先代駅舎と奈良の鹿が描かれています。
奈良駅は2010年に高架化され、駅スタンプに描かれている先代の旧駅舎は2003年まで利用された後、新駅の隣に移設され現在は観光案内所として利用されています。この旧駅舎は近代化産業遺産に指定されています。
かつて3年ほど奈良県に住んだことがありますが、奈良へのお出かけでいつも利用するのは1kmほど東にある近鉄奈良駅でした。
街の中心部へのアクセスは近鉄奈良駅の方が近く、この国鉄～ＪＲの奈良駅はあまり利用したことがありませんでした。
この4、5月には奈良線経由で京都と奈良を結ぶ臨時特急「いにしへ」号が運転されます。近鉄の方が観光も便利だと思いますが、外国人観光客など一定の集客は見込まれるかもしれませんね。
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