




3月15日は、小田急電鉄の海老名駅前にあるロマンスカーミュージアムに行ってきました。
先ずは新宿から海老名まで、小田急電鉄70000形ロマンスカーGSE車の70051Fによる特急はこね25号(箱根湯本行き)で移動しました。
この時は、ロマンスカーで行くロマンスカーミュージアムとなりました。
ロマンスカーミュージアムは、2021(令和3)年4月19日にオープンした小田急電鉄の鉄道博物館(企業ミュージアム)であり、1927(昭和2)年4月1日の小田急線(当時は小田原急行鉄道の時代だった)の開業当時に使われていたモハ1形電車と、現役を引退したロマンスカーシリーズの車両が展示されています。
1階は、ヒストリーシアター、ロマンスカーギャラリー(ロマンスカーの展示スペース)、ロマンスカーアカデミアⅠ2階は、エントランス、ジオラマパーク、キッズロマンスカーパーク、ロマンスカーアカデミアⅡ、7000形LSEの運転シミュレーター、ミュージアムショップ(TRAINS)、ビナキッチン🍴🍝3階(屋上)は、ステーションビューテラスと喫煙コーナー🚬から成っています。
トイレ🚻♿は2階にあり、車椅子対応の多目的トイレ(だれでもトイレ)🚻♿🚽が、みんなのトイレと呼ばれています。授乳室(ベビールーム)🚼️やベビーカー置き場🚼️もあるので、お子様連れにも安心であり、1階と2階を結ぶエスカレーターや、全フロアを結ぶエレベーター🛗も完備されていることにより、バリアフリー対応♿となっています。
ビナキッチン🍴🍝は、一昨年7月8日にこれまでのカフェ(ROMANCECAR MUSEUM CLUBHOUSE)に変わってオープンした、洋食レストラン🍴🍝であり、ペデストリアンデッキに面していることにより、来館者以外でも入店することが出来ます。こちらでは、ビナキッチンプレート、スパゲッティ(ミートソース、ナポリタン)🍝、オムライス、ハヤシライス、グラタン、ドリア、カレー、ハンバーグプレート、とろ~りチーズのぴざぱん、プリンアラモードなどの、お子様も大好きなメニューが揃っています。
もちろんお子様に嬉しいキッズプレートやGSEボックス(食べ終わった後の弁当箱を持ち帰ることも出来る)もあります。
カレーには、海老と野菜のエビナカレーもあるので、海老名らしさを感じたと共に座布団1枚ものであります。
とろ~りチーズのぴざぱんとあんばたぱんで使われている厚切りパンは、海老名市の業務用パンメーカーである栄屋製パンのものが使われています。
栄屋製パンでは、海老名市中心の学校給食のパンも製造されています。
唐揚げ&ポテトフライに酒類(生ビール、ハイボール、レモンサワー)を組み合わせたちょい呑みセット(1000円)もあります。
ロマンスカーミュージアムの展示車両は、以下の通りです。
① モハ1形10号車 こちらは、1927年の開業当時から1960(昭和34)年まで、小田急線の近郊区間(新宿~稲田登戸(現、向ヶ丘遊園)間)で使われていた車両で、小田急線での活躍を終えたあとに熊本電気鉄道(熊本県)に渡り、1981(昭和56)年に引退後に小田急に里帰りし、デビュー当時の姿に復元されていました。番号は、小田原急行モハ10→東急デハ1160→小田急デハ1105→熊本電鉄モハ301と変化していました。稲田登戸駅は、向ヶ丘遊園駅の旧称であり、登戸駅と紛らわしい状態であります。因みに、小田急線の登戸駅の開業当時は、稲田多摩川駅(のちの登戸多摩川駅)でありました。こちらには、残念ながら入れない状態であります。
② 初代3000形SE(3021F)のうちの3両(デハ3021,3022,3025号車、1957(昭和32)年の日本車輌製造製)新宿、片瀬江ノ島寄りのデハ3021号車と3022号車は、1957(昭和32)年7月6日にデビューした当時に復元された前面スタイルと塗装で、乙女号の表示、小田原、箱根湯本、藤沢、御殿場寄りのデハ3025号車は、1992(平成4)年3月8日に引退した当時の前面スタイルと塗装で、ホームベース(すり鉢)型の江の島・鎌倉EXPRESSの表示となっています。こちらは、東海道線での高速試験で狭軌最速の145㎞/hの最速記録を達成したことにより列車の高速化の礎となった車両であり、小田急ロマンスカー並びに小田急電鉄の歴史を語る上で欠かせない車両であるので、1992年の引退後に海老名車両基地の収納庫で大切に保存されていました。
③ 3100形NSE(3221F)のうちの3両(デハ3221,3223,3231号車、1967(昭和42)年の川崎車両製)新宿、片瀬江ノ島寄りのデハ3221号車は、復元された電動化前のホームベース(すり鉢)型のえのしま号の表示、小田原箱根湯本、藤沢寄りのデハ3231号車は、1999(平成11)年7月の引退当時のままの電動表示で、開成駅開業40周年マークとなっていました。SE車とNSE車は、デッキ部分のみ立ち入り可能であり、範囲内で懐かしの赤い座席を撮影することが出来ます。
④ 7000形LSE車1両(7003号車、1982(昭和57)年の日本車輌製造製)こちらは、新宿、片瀬江ノ島寄りの先頭車であり、こちらの中に入れないのが残念であります。表示は、はこねとなっていました。
⑤ 10000形HiSE車1両(10001号車、1987(昭和62)年の日本車輌製造製)こちらも、新宿、片瀬江ノ島寄りの先頭車であり、中に入ることが出来ます。表示は、スーパーはこねでありました。
⑥ 20000形RSE車2両(20001Fの新宿寄りの先頭車の20001号車と、ダブルデッカー車20151号車、1990(平成2)年の日本車輌製造製)20001号車の客席部分に立ち入ることは出来るけど、スーパーシート(グリーン車)とセミコンパートメントの座席は残念ながら座ることが出来ないです。
今後は、一昨年12月10日に完全引退(ファイナルラン)を迎えていた50000形VSEも加わる予定なので楽しみにしています。
ロマンスカーシミュレーターLiteが3台導入され、4段階の難易度が設けられたことにより、子供から大人まで楽しむことが出来るようになっています。
内容については、7000形LSEのシミュレーターと同様に、挑戦してからのお楽しみであります。
ロマンスカーミュージアムの入館料は、大人 900円、小学生 400円 幼児(3歳以上) 100円であり、予約優先となっています。
営業時間は、10時~17時(入場時間は16時30分)となっており、毎週火曜日が休館日となっています。
ビナキッチンの営業時間は、10時~21時(日曜・祝日は20時)までであり、ラストオーダーは、フードが閉店45分前、ドリンクが閉店30分前であります。
ロマンスカーミュージアムは、小さなお子様から大人まで楽しめる場所であり、今回初めて行くことが出来た喜びを感じました。
ロマンスカーミュージアムのキャッチコピーは、「電車だけじゃない、ワクワクを。」となっているので、その通りだと思っています。
ロマンスカーミュージアムの詳細は、「ロマンスカーミュージアム」で検索。

