こんにちは!
今回は富士急行の205系に関する記事を書いていきたいと思います。
元鶴見線の205系で昨年12月に大宮総合車両センターに入場したT15編成とT17編成ですが、先日譲渡準備が整ったようで、甲種輸送の準備が行われているのが大宮総合車両センターで目撃されています。先日、T15編成に反射板が付いているという記事を書きましたが、あの記事を書いた際は、本当に譲渡の為の甲種輸送間近であったようです。あの建屋内でT15編成の後ろにはT17編成も連結されており、2編成で甲種輸送が行われる直前であったようです。実際に甲種輸送票が確認されており、記事を書いた後の近日中に輸送されるのは確かであったようですね。しかし、当時、3月にもかかわらず関東甲信越で大雪が降っていた日でもありました。その影響もあってなのか、中止となっており、現在も大宮総合車両センターに留置されています。(本日、2編成とも甲種輸送されたようです。)
そんな譲渡間近のT15編成とT17編成ですが、実は両編成で状況が異なるようです。T15編成については以前から目撃されている通り、譲渡に際して様々な改造が行われています。ところが、T17編成については編成シールの撤去や車番・JRマークがガムテープで隠されただけの状態で、改造が行われていないようです。これには驚きましたね。てっきりT17編成もT15編成の後を追って改造されるものだと思っていましたが、どうやら改造されずに譲渡される可能性が高いようです。そんな未改造のT17編成は譲渡後にどうなるのか、このことについて考えてみたいと思います。
改造されたT15編成
おそらく部品取り…?
T17編成が改造されずに譲渡される理由としては、恐らく部品取りの為の購入であるからなのではないかな?と思うところです。T15編成は実際に富士急行線で使う為の購入、T17編成は部品取りの為の購入と、用途を分けて導入している可能性が高いのではないかな?と思います。考えてみると、今回の205系が置き換える編成は昨年12月に引退した富士急1000形1001Fのみです。そうなると、2編成共に現役車両としてデビューをさせると、編成数は増えることになるのですね。このことから、T15編成のみが現役車両として活躍してもおかしくないのではないかなと思いますね。
そして部品取りの可能性が高いもう一つの理由が、元々あった205系の部品取り車両が解体されたことです。2010年代前半に部品取り用として譲渡されてから、長らく河口湖に留置されていたモハ204,205‐10ユニットが解体搬出されたようです。この代わりとして2代目の部品取り車両となる可能性は十分に考えられるわけですね。こういったことを考えると、T17編成が丸々部品取りとなってもおかしくはないのかな?と思います。
可能性は低いと思うが…もう一つのシナリオ?
もう一つ可能性があるとすれば、自社で観光改造を行うためにあえて改造を行わずに譲受する可能性です。富士急行には最後の1000形で富士登山電車という観光列車が残っています。現在は定期運用を持っていない観光列車です。こちらの代替車両が無いのは事実なのですよね。T17編成はこの置き換え用として観光改造をするため、通常仕様の改造を大宮で行わなかった可能性というのも、可能性としては低いとは思いますが、あり得なくはないのかな?というところですね。ちなみに富士登山電車への改造は富士急行自社で行っており、同じく自社で観光改造する可能性もあるのかな…とは思います。しかし、これを行うにしても、例えばドアボタンの設置や機器類に手を付けるなど、JRで行った方が良い改造はJRで行い、内装の仕上げのみを富士急行で行うのではないかな?とは思います。これまでの205系の改造がすべてJR東日本の工場で行われている中、全く手を付けずに譲受し、それを富士急で内装以外の改造も含めて行うというのは考えにくいのかな?とは思いますね。可能性は低いのかな…と思うところです。
T17編成
気になる電車サウナの商標申請
もう一つ、気になる点があります。それが富士急行が『電車サウナ』という商標を申請していることです。一体なんなんだこれ…という気がしますが、これにT17編成が絡んでいる可能性はないでしょうかね?例えば、部品取りとして2両は河口湖に置いておき、残りの1両を下吉田に置いて、電車の中でサウナを出来る車両にする…とか?消防法との兼ね合いとか大丈夫なの…?とは思いますが、どうなんでしょう(笑)まあ、『電車サウナ』が何たるか、全く分かっていませんし、単なる妄想です。
こんな所でしょうか。
未改造のT17編成、果たしてどうなるのか、注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!