今回は、グリーン車サービスが遂に始まった、青梅線の話題です。
ダイヤ改正を最後に運転終了となった、
特急おうめ号に代わって登場する列車について取り上げます。
ダイヤ改正&中央・青梅線のグリーン車開始!
私も早速初日に、東京始発となったホリデー快速おくたま号など、
有料グリーン車に乗車してきました。
ダイヤ自体には大きな変更が無いかと思いきや、新たに設定される列車あり!
そんな中、3/17の月曜からは、平日の改正ダイヤもスタートします。
そこでひそかに運転が開始となるのが、
3/14をもって運転終了となった、下り特急おうめの代替列車です。
特急おうめは、下り2本・上り1本が2019年3月から運転されていました。
東京・新宿から青梅線に直通する唯一の座席有料特急で、
同区間を移動する着席需要に応える貴重な列車でした。
普通列車グリーン車サービスの開始にあわせて廃止となってしまった訳ですが、
新ダイヤの時刻表を確認すると、
下りおうめ1号・3号の運行時間帯に、
青梅行きの通勤快速・青梅特快がそれぞれ設定されています。
通勤快速に”格下げ”だが、所要時間はむしろ1分短縮!
おうめ1号は、東京18:30発で青梅終着19:52でしたが、
今回新たに東京18:31発の通勤快速青梅行きが設定されています。
停車駅は大幅に増えていますが、
青梅到着は19:52で同じで、むしろ1分の短縮になっています。
東京22:15発だったおうめ3号の後継には、
22:18発の青梅特快が設定されています。
こちらは特急時代の23:25青梅着から23:34と少し遅くなります。
時間がほぼ被っており、青梅線直通の特快・通快が
従来の平日10往復から下りが2本増えているので、
どちらも特急おうめ廃止の後の代替列車として設定されているのは明らかです。
普通車10両が増発されるという大きなメリット!
下りおうめ号の代わりに新たに設定された通勤快速・青梅特快。
有料着席車という点でみれば、計524席あった座席が180席に減りますが、
これまでおうめ号に乗るため東京や新宿で待っていた人が
前後のグリーン車に分散される事、
当該電車も普通車10両が新たに増発されたのと同じ事になるので、
影響はそれほどなく、むしろ普通車かグリーン車かの選択が出来るようになります。
料金的な事をいうと、130円値上げになり、そこがどう影響するかというところです。
対して、下り3本あったはちおうじ号の代替となる列車は設定されていません。
八王子方面へは、快速電車の本数がそもそも多いこと、
立川・八王子利用ならば、元々特急列車が走っている事があります。
増して、特急あずさ・かいじが今回の改正で、
16時以降の下りが全て東京始発になったという事もあり、
それらでカバーできるという判断なのでしょう。
対して青梅線の場合は、18時台、22時台に東京を発車する特急おうめが無くなると、
その時間帯に青梅線へ直通する速達種別が抜けてしまいますので、
利便性が低下してしまいます。
ここに、通勤快速・青梅特快が入る事で、17時台から22時台まで、
毎時青梅行きの通勤快速と青梅特快が東京駅を出発するダイヤになります。
これまで、通勤ライナーの青梅ライナー・特急おうめと、
夕方~夜の青梅線の着席サービスを担ってきた列車の役割が、
ライナー・特急のスジを受け継ぐ列車が新たに設定されたのが、
個人的にアツいなと感じたところです。
という訳で、今回のダイヤ改正で、新たに増発された、
特急おうめ号の代替となる、青梅線直通電車の話題をお送りしました。
特にリリース情報として出る事もなく、時刻表にひっそり載って運行スタートです。
サービス初日にグリーン車を利用してみると、総じて空席が目立ちました。
平日の朝夕の通勤・通学時間帯にはどの程度の利用があるのか、
そこもまた注目していきたいところです。
個人的にはおうめ号のように、お出かけ帰りの際などに利用してみたいと思います。
動画もどうぞ。
ブログランキング参加中です。ボタンをポチッと応援お願いいたします。