最後のロクヨン重連撮影

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ダイヤ改正で中央西線を走るロクヨン重連の運用が無くなるというので先週駆け込みで最後の参戦に行きました。車鉄なら追っかけが可能ですがそこまでの体力、気力が出せず塩尻郊外での一発勝負に賭けます。

 

朝新宿から南小谷行きのあずさ5号に乗りましたが、この列車は改正で白馬止まりに変わります。

 

天気予報では晴れのはずなのに塩嶺トンネルを抜けると空は真っ白。撮影地に着くと直ぐに特急しなのが来ましたが完全にモヤっていますガーン

 

最後の機会についに天に見放されたかと覚悟しましたが、通過10分前から急速に晴れてきてテンションがMAXに!

 

長くテツをやっていると直前曇りになる方が圧倒的に多いので、正に奇跡以外の何物でもありませんクラッカー

 

ミッションはこれ一本だけでコスパがどうかは個人の価値観次第でしょうね。

 

この後せっかくなので直ぐ近くにある平出遺跡を見学します。あくまでレプリカですが縄文時代の住居や倉などが復元されています。

 

 

塩尻は豪雪地帯ではないとはいえ満足な暖房がないこんな住居で縄文人達は真冬に耐えられたのでしょうか?

 

丁度お昼になったので案内所の休憩室を借りて塩尻の駅弁を食べましたが、山菜中心の極めてヘルシーな内容です。

 

それからコミュニティバスで隣の洗馬駅に行ってみます。ここは昔中山道の宿場町でしたが今は駅周辺に旅館や店舗は一軒もありません。また奈良井などのように古い建物も残っていませんが一軒だけ旅館か割烹だったと思われる廃屋がありました。

 

駅は旧街道から少し上に登った目立たない所にありますが、勿論無人駅でひっそりとしています。

 

反対側には正体不明の大きな建物がありますがこちらも廃屋になっています。病院か何かの事業所だったのでしょうか?

 

30分ほどで下り電車が来たのでこれで塩尻に戻ります。中津川側は新鋭の315系ですが、ここは昔ながらの313系が頑張っています。

 

最後帰京する前にもう一ヶ所散策します。塩尻駅は以前今より東京方に数百メートル寄りにありましたが、その位置だと名古屋から松本方面に行く優等列車がスイッチバックしなければならないため1982年に現在地に移転して直接スルーできるように改良されました。

 

訪れたのはその旧駅跡でちょっと見辛いですが左手の通路部分が昔の本屋寄りホームの跡です。

 

駅前ロータリーが残っていて、周囲には駅前旅館も2軒営業を続けています。

 

何か撮り鉄より歴史散策の方が多くなりましたが、奇跡の逆転劇があって素晴らしい初春の一日でした。