銀河夢急行

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広・狭軌が未だに錯綜する近鉄名古屋線・塩浜駅構内。

2025年03月16日 20時44分38秒 | 鉄軌道

広軌(=国際標準軌あるいはスタンダードゲージ)と狭軌(=ケープゲージ)がすぐ横に並ぶ駅としては、JR線では福島駅や山形駅、盛岡駅、秋田駅などが挙げられますね。
しかしながら、趣味的に面白く、且つ複雑な配線のケースとしては、やはり今の近鉄名古屋線・塩浜駅だろう。
かつては近鉄名古屋線も狭軌で、恐らく旧国鉄線とはここで線路が繋がっていたとみられるし、きっと黒い貨車のやり取りも盛んだったろう。
いまでこそ、ここでのJR貨物側の貨車は緑色の近代的なタキ形ばつかりだが、1960年代辺りまでは旧国鉄の貨車もバラエティーは豊富だった筈。入れ換え作業に当たった機関車も蒸機でC11とかC50の辺りが大活躍していたのでは?
また今では到底に考えられないような貨車の突放もきっと頻繁に行われていたのだろうね。
私自身は名鉄神宮前駅のホームの真ん前で、こうした光景を若い頃(1972年頃?)はよく目の当たりにしたものだ。その当時の機関車はDD13かDE10(500番代?)で、貨車を当時に存在していた亘り線を介して名鉄側に引き渡していたことも。主な受け手はデキ600かデキ370だったかな?
今は、そういう超危険なヤード作業は勿論、全廃された筈。
確かに若いJR貨物の女性職員がいちいち1両の黒い貨車にしがみつくことは怖くて到底に出来まいが。うん。ホンマに良い時代になったね。(微笑)
あれは旧国鉄での典型的な3K現場だ。
しかしながら、あの広いヤードを見ると、突放作業の思い出が、ふと甦りそうだ。機関車なしで2軸の黒い貨車(主にワム90000、ワラ1だったかな?)だけがトコトコ動く光景。傍から見ていても、個人的には正直、何だか気持ち悪かったが………。
先日、再び近鉄塩浜駅に立ち寄る機会があったので、その画像をアップロードしておきましょう。
手先が器用な我もと思う方々は、Nゲージにて模型化するのも良し? あるいは日展等に出す作品の画材にするのも良し?(微笑)


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