京阪80形非冷房・冷房改造車 | 蓬屋楽描帖(よもぎやらくがきちょう)

蓬屋楽描帖(よもぎやらくがきちょう)

何気ない地味な出来事を綴ります。

いつもご覧いただきありがとうございます。🍵


今日は朝から冷たい雨。

右膝の調子も良くないので食材の買い出し以外は自宅で引き篭もってました。


さて、今日ご紹介する車両は鉄道コレクションの京阪80形非冷房車、冷房改造車です。



箱から出して動力化してドローバーで連結して気づいたのはあり得ない程の連結間隔の広さ。😅



急カーブを通過する時の配慮と思いますが長すぎますね。😅

ドローバーを短くすれば良いのですが私的にドローバーは嫌いのでカプラー化する事にしました。


手持ちで余っていたマイクロエースのマイクロカプラーの台座を切り詰めてゴム系接着剤で固定しました。



連結間隔が縮まりました。✨



パンタグラフを交換して冷房改造車の87に列車無線アンテナを取り付けて"三条 四宮"の運行標識を掲出して整備完了です。✨


各車両を見ていきます。


🟩80形非冷房車 83



🟩80形非冷房車 84


🟩80形冷房改造車 87


🟩80形冷房改造車 88


非冷房車(左)と冷房改造車(右)を比較。


非冷房車はベンチレーター、冷房改造車は冷房装置とSIVが搭載されています。


正面を見ると冷房改造車は屋根の嵩上げ、通風口が塞がれてワイパーのアームが長くなりました。

標識灯の形状も変わり車番も右から左に移設されKマークが設置されました。



非冷房車は屋根が低いのでパイプ状の台座にパンタグラフが載っていました。



連結部は非冷房車は元両運転台だった面影が残っています。

※但し94〜96は製造時から折妻。



KD204形台車も再現されています。
現在は錦織(にしごおり)工場の仮台車として使用されています。



走らせました。



今は無き地上区間の京津線のイメージです。



昔は三条駅で80形を見に行ってましたね。

最後に実車に触れておきます。

1961年に京津線の近代化の為近畿車輛で製造されました。

丸みを帯びたヨーロピアンスタイルで路面からの乗降用に折りたたみ式のステップが設けられ京阪線とは異なる緑の濃淡が特徴でした。

登場当初は両運転台で集電装置はポールでしたが1970年にパンタグラフに変更。

更に2両固定編成化工事が施工され81〜93が片運転台化され貫通路が設けられた連結側は前照灯の跡が残り、運転室の窓はポール操作の必要が無くなったので開閉式のアルミ枠からHゴムによる固定式になり通風口が設けられました。

1989年から冷房改造工事が施工されダクトを設ける為屋根が嵩上げされ冷房装置とSIVが搭載され正面の車番を移設してKマークが設けられました。

長らく京津線で活躍を続けて来ましたが京都市営地下鉄東西線の開業に伴い1997年に引退しました。

あの頃はよく京津線に通いました。
廃止までの半年間は休日や週末の夜勤明けでも行ってました。(笑)
あの頃は体力が有り余る若かりし日々でしたが今なら絶対無理ですね。😅