駅のホームに上がってホームの東側、伊勢/名古屋方に出ます。
駅名標の後ろを見ると、
ホームの外側に向かって車椅子用のスロープがあるのですが何やらホームの跡のようなものがあります。
レールは既に取り除かれていますが枕木があって駅のホームもあった形跡。
そこで昔この駅で撮った写真があったので確認してみると、
懐かしの近鉄マルーン単色の2430系2535、急行上本町行き、
行先標示が大阪上本町ではなくただの上本町、
反対側の上りホームでアングルが異なりますが左の端の方に伸びている線路がこの廃棄されたホームへと続く引き込み線です。
少し調べたところこんな古い写真を引き合いに出さなくても5年くらい前の記述でもこの引き込み線にはレールも架線も残っていたようなので最近になって撤去されたものだと思われます。
現在の下りホームから見た同じ位置がこうです。
ついでに懐かしの初期カラーの30000系ビスタカーⅢ世
1400系急行青山町行き、
団体専用のオール2階建て20100系あおぞら号、
当時「赤いのにあおぞら号?」っと思って見ていましたが後の2代目のあおぞらⅡでは青くなっていました。
この前の緑の南海電車もそうでしたが子どもの時に写したものはやたらと後追いが多いですね、当時は「後追いは邪道」なんて概念も無く(今でもあまり気にしてませんが)、フィルムの枚数も知れていましたし現像費もバカにならないとわかっていたので手堅くと思ってやっていたのかも知れません。
次に乗る電車が来る直前にアーバンライナーが通過して行きました。
このあと降りたのは、
奈良県から県境を越えて三重県の名張、
駅を降りて東改札を出ると
駅舎の外観はこんな感じ、
振り返った位置には、
改札を出て真っ先に目に飛び込む赤い襷をかけた緑色の像。
駅前広場で選挙演説中の像ではなく名張市出身の江戸川乱歩の像
氏の作家デビュー100周年を記念して2023年に建てられたもので60歳当時の姿を再現したものだそうです。
ところでなぜここ名張まで来たかというと、
前々回掲載した青い伊勢志摩ライナーことミジュマルライナーの運行開始記念乗車券、
こちらを購入するため、
裏面、
今回ネット通販扱いは無く、取扱駅も三重県内の主要駅のみということだったので、
最も大阪寄りの名張を選択、
(ここ以外では桑名、近鉄四日市、白子、津、伊勢中川、松阪、伊勢市、宇治山田、鵜方、賢島)
以前から名張から長谷寺まで途中の駅が少ししかないことを知っていたので
「この機会に長年ご無沙汰していた長谷寺参拝とセットで行くとちょうどいい!」と思いたったのですが、
たった5駅のこの区間、けっこう遠いなと思っていたら距離が21キロもあったんですね。
この距離は同線の大阪上本町から河内国分を越えて奈良県の関屋まで達する距離、
南海本線だと難波-泉大津、JR阪和線だと天王寺-和泉府中、
JR京都線だと大阪-高槻あるいは高槻ー京都間に相当する距離になります。
そんな名張駅までせっかく来たので反対側の西改札の方にも寄ってみました。
最近よく見られる三角屋根の東口とは対照的な外観になっています。
改札を入ったところには物産コーナー、
そのまま上り大阪方面行きのホームに上がります、
ここで帰りの電車を待つあいだ名古屋/伊勢方を出入りする電車を写します。
ここはホームの端が細くなっているので手前のこの位置から望遠で、
2410系2525、前W25編成の急行大阪上本町行き、
80000系ひのとり大阪難波行き、
上り前22000系ACE後ろ30000系ビスタEXと下り21000アーバンライナーPlus、
2410系2519、前W19編成の急行大阪上本町行き、
そして来ました、
この列車の到着時刻が近づくと同じホームにも隣のホームにも撮影者が、
23000系ミジュマルライナー大阪難波行き、
この日2度目の青い伊勢志摩ライナー、前々回掲載分の大和朝倉を通過していった編成の賢島からの折り返しです。