kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【駅を巡る旅#004】京王本線2024年1月(その1)

駅を巡る旅4回目。今回は北海道ではなく東京。目下高架化工事中の京王本線です。都心の交通事情により年々地べたを走る鉄道が少なくなっていることもあり、せっかくなので記録しておこうという思いから、今回は高架化工事に該当する区間を中心に訪問してきました!半日かけて回ったのですが、写真が多すぎて1回では長くなりすぎるため複数回に分けました。訪問日は2024年1月12日。1日フリーパスで巡る駅旅です。

 

明大前駅】めいだいまえ

明大前駅 駅舎

1か所目。明大前駅京王本線の特急含むすべての列車の停車駅で井の頭線との乗換駅。主要ターミナルです。ですが…。何だろうか、この切ったり貼ったりの増築による増築コラージュ感。この雑然とした作りが、街並みに合って、都心西部のサブカルタウンの様相を呈しているとも言えます。そういえば下北沢も元々こんな空気感だったと思います。

明大前駅 駅前

メインの改札口の駅前。駅前ロータリーがあるのかないのかよくわからない状態。車の転回や滞留に適しているかといえばとてもじゃないけど小さすぎ、かといって歩行者専用かといえばそうでもない。コインパークまである始末。無計画。カオス!一見甲州街道まで抜ける道が整備され広そうに見え、面する建物も整然と見えますが…。

明大前駅 本線高架下

もう見どころ三昧。本線高架下です。剥き出しのリベットうちのガーター。低い天井高。どこまでが歩道かわからない路面。途中までタイル張りの床。ついてないけど内照式の看板。「ガード下」アイテム満載!ガードを抜けた先は現在新たに高架線を建設している現場があります。

明大前駅 ガード下

反対側から見たところ。出汁が出まくってます。

明大前駅 駅南側

本線ホーム南側を駅に沿って歩くとこんな感じ。小さなエリアにもかかわらずいろいろな表情を見せてくれる駅周辺。

明大前駅 駅本線北東部

でさらに本線をくぐって本線ホーム北東部へ。これまたヒューマンスケール!というか狭っ!年季の入った擁壁の上をぎりぎりに走る京王線。電線と電柱。この見上げの感じが昭和というか、大正というか、レトロメトロ。

明大前駅 駅北東部

まあ、実にヒューマンスケールの街。建物が既に賑やかしを醸し出しているところが、まさに都心西部サブカルタウンの真骨頂!とまあそんな街並みを歩いていると突如として空中建造物!これも明大前駅井の頭線乗換用通路。ほのぼのした路地にドカッと現れる巨神兵。このえげつなさも不思議となじんでいるのがこの街の魅力かも。で、上空に気を取られていると路地の続きが何の予兆もなく井の頭線を跨いでいる陸橋となっているわけです。そりゃ楽しいわ!

明大前駅 改札内

ということで、1周回って改札の中に入りました。狭い敷地であるにもかかわらず乗換駅の為、構内もカオス。経路は複雑だわ、天井低いわ、人多いわでもう大変!ただでさえ狭いのに店まであるもんだからそりゃあもうお祭りです。因みに平日のラッシュが終わった午前中でこれですから…。

明大前駅 井の頭線ホーム

本線めぐる前に、せっかくなので井の頭線のホームに来てみました。恐らくこの路線は高架化(地下化)とは無縁かなと思うのでいずれ時間のある時にでも回ってみたいと思いますが、取り敢えず地下?からみた明大前の様子がこちら。下りホームにはホーム上に店舗がいくつかあり普通に賑わっておりました。何度も言いますけどこれって平日の昼間ですからね。で、本線方面を振り返ると2層にわたりこの街にはそぐわない建造物。2層といっても間にあるのはさっき散歩していた路地ですが…。

明大前駅 本線ホーム

ようやく本線のホームです。2面2線のホーム。現在本線南側で新たな高架線工事を行っているので、現ホームではホームドアは無し。明大前駅周辺の地形上ホーム西端はすぐに踏切がある地上。そう、つまり明大前駅は地上駅なのです。気が付けばそこそこ長くなってしまいました~(汗)。次に行きます。

 

代田橋駅】だいたばし

代田橋駅 駅名標

はい、次です。隣です。代田橋駅。この駅は各駅停車のみ停車。主要駅に挟まれた都会の地方駅。ここもお隣の明大前駅と似ており、地形の関係で地上駅なのにホーム東端では高架駅となってます。

代田橋駅 ホーム

明大前駅同様、2面2線のシンプルな構成。ホームの西側は地上でこちら側に改札があり、改札口は地下。ところが、ホーム東側では高架となっています。

代田橋駅 ホーム東側から笹塚方面を望む

そのホーム東側から隣駅笹塚方面を望んだところ。目下高架化工事進行中といったところ。

代田橋駅 ホームへ上がる階段

代田橋駅 地下改札口

代田橋駅 出口へ上がる階段

高架化となったら代田橋駅に地下という概念は無くなると思います。昭和の地底人にはこの少し薄暗いレトロメトロが心地よかったのですが…。

代田橋駅 駅前

駅前ロータリーなんて概念は皆無。いきなり2階屋の下駄履長屋が軒を連ねる路地。左手線路わきには大鳥神社。新年の餅搗会があるようです。手作りの看板からは人の熱が伝わってくる感じがあり、未だこの町はデジタルに支配されていないようです。

代田橋駅 踏切

明大前駅もそうでしたが、駅の全景がカメラに収まらない。都心部の駅なんて所詮こんなもんですが、それでも駅すぐ横に踏切があるので、少し引きが取れました。駅の大まかな様子はわかると思います。

そんなわけで、今回はここまで。なんだよ2つかよ!って思われるかもしれませんが、今回色々書きすぎてしまったので、これ以上長くなると見るのもしんどいかと思い、一旦ここで切ります。次回もこの続きです。