麻布台ヒルズギャラリーで開催中の「松山智一展FIRSTLAST」を観に行ってきました。
CMで流れていたのを見て以前から気になっていたので、8日からスタートだけど早速行ってきました。
現代美術の世界では世界的に有名な人で、作品のカラフルさが特徴的です。最初の部屋は架空世界を題材にした作品が色々ありました。松山智一に比べたらはるかに小者ではありますが、架空世界を妄想して細々ながら描いている身としては見習いたい点が多いのは言うまでもありません。
また、作品内で飛んでいる蝶を伝統絵画から引用したなど、古今東西のさまざまなモチーフをサンプリングするという作風も特徴的でした。
中間付近には絵画ではなく陶製の作品もあり、これもまた色鮮やかでした。
後半の建物の絵には、ビバリーヒルズにあるスペイン植民地時代のリバイバル建築と京都の旧三井家下鴨別邸を合体させたもの、一見一つの部屋のようだけど左右で和洋分かれている部屋の絵など、個人的に気になるものもありましたね。
第一展示室を見終えた後は第二展示室に移動。
今まで静止画の絵や彫刻などを見てきましたが、ここでは大画面に作品が動画で表示され、馬や蝶などが動いたりもし、静止画の絵とは一味違ったものを楽しめました。
また、松山智一といえば10万円のうまい棒「げんだいびじゅつ味」でも話題ですが、これが実際に数量限定で売られたらあっという間に完売だったそうで、売店にも断り書きがありました。
最後の売店には、缶バッジのガチャガチャがあったり、様々なグッズが売られていました。
松山智一展を見た後は麻布台ヒルズ内や周りを見ました。
河津桜が多数植えられていて、これがちょうど満開で撮っている人が多数いました。
また、中庭に松山智一展の企画の一つである屋外展示もあり、彫刻作品と中に絵が貼られたコンテナがありましたが、このコンテナはJR貨物で使っていた臙脂色のコンテナそのもので、用途済みで廃棄扱いのコンテナなので固有番号が一応消されていた(丸見えだけど)以外はほぼそのままでした。
また麻布台ヒルズに隣接してというか事実上敷地内に大養寺や西久保八幡神社があり、まずは大養寺を見ました。
ビルに囲まれた中に寺の本堂があり、弁天社もあります。
次いで西久保八幡神社を見ました。
大養寺同様に建物は新築されたばかりで真新しいですが、平安時代の寛弘年間(1004年~1012年)の創建と約1000年の非常に長い歴史があり、平成23年卯年(2011年)の「御鎮座壱千年奉祝記念之碑」が裏に立っていました。
麻布台ヒルズ周囲を見た後は昼食にし、松山智一展会場隣の麻布台ヒルズギャラリーカフェに入り、色々なメニューがあって迷いましたが、今回は「玉ねぎ麹のバターチキンカレー」を注文。
食後は六本木まで歩いてみました。
神谷町~六本木というと、日比谷線だと南へ進んで西へと曲がるルートですが、今回は西へ進んで南へ曲がるような歩き方です。
実は架空鉄道を始めて間もない頃に、こういうルートかつ六本木から渋谷をショートカットする地下鉄を妄想したことがあり、渋谷~青山学院~西麻布~六本木~六本木一丁目~神谷町~御成門~汐留というルートでした。
鉄道だと遠回りを余儀なくされる渋谷と六本木をショートカットしたり、中途半端な場所で交差しているせいで直接乗り換えができない日比谷線⇔南北線、都営三田線⇔都営大江戸線(南半部)の橋渡しとなって両線間を行き来しやすくしたい意図もあったのですが、神谷町付近だと広い道がないので民有地の下を通らざるを得ない(現実にはこれが大きなハードルとなる)問題もあるのですよね。ただ、同じようなことを考えている人は多いようで、類似ルートの架鉄をいくつか見たことがあります。
また、この地下鉄は渋谷から淡島通りや世田谷通りの下を通り田園都市線と井の頭線の間を行く架空鉄道に直通という設定もあり、これが渋谷~三宿~若林(世田谷線とはちょっとずれた場所)~上町(世田谷線乗り換え)~馬事公苑~砧~宿河原~生田緑地~王禅寺~鶴川~相模原と行き、相模原で津久井湖方面と愛川方面に分かれるという設定で考えていて、過去に設定を煮詰めようと思って渋谷から取り敢えず多摩川までの都内部分だけを歩架鉄してみたこともあったのですが、結局計画倒れに終わっています。
麻布台ヒルズの裏を歩いてみたら、駐車場入口に昭和十三年四月建立(1938年)の「仙石山町會防護團」の石碑を発見。
調べてみたら再開発事業の真っ只中に撮った写真がネット上にあったのですが、今もゴミ置き場になっているけど、全体的に汚くなっていて下の方が土に埋もれているなど状態はあまり良くなかったようです。
また近くに木造で大きめの建物があり、「茶事会葵會」の看板が出ていましたが、裏千家の「大橋茶寮 茶室葵」とのこと。
その後六本木方面に歩いたら、飯倉片町交差点近くの麻布小学校のところに旧紀州徳川家屋敷跡の案内板がありました。
また、六本木の交差点少し手前に、木造2階建ての長屋のような建物があり、周りをビルに囲まれているだけに絵本「ちいさいおうち」を連想してしまいます。
この先ももう少し歩いてみようかと思いましたが、疲れたので結局六本木から電車に乗りました。
今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
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