六本木('25.3.10)
わたくしゲイムマンが、テレビ朝日『Qさま!!』への出場、そして優勝によって、人生を変えようとする企画、【Qさま優勝への道!】
今回はテレビ朝日のある六本木にやってきました。
都営地下鉄・大江戸線の六本木駅。
開業当時(2000年)は、黒光りし、金の装飾が施された柱が、六本木のゴージャス感を漂わせているように感じられたものでした。
このホームの深さは地上から42.3メートルもあり、日本一深い地下鉄ホームとして知られています。
東京メトロ日比谷線からは、六本木ヒルズの「メトロハット」に直結する出入口がありますが、大江戸線は直結していないので、いったん地上に出ました。
そもそも今回の目的地は、テレビ朝日でも六本木ヒルズでもなく、六本木通りを挟んだ向かい側(北側)にある、「出雲大社東京分祠」です。
- 新企画「『Qさま!!』優勝への道」 (1) ゲイムマンはQさまに出て、優勝して、人生を変えたい!
- ゲイムマンが過去に出場したクイズ番組の成績(TVチャンピオン等)【Qさま優勝への道 2】
- 『Qさま!!』2025年3月3日放送回:出演者と勝手に勝負してみた【Qさま優勝への道 3】
- 六本木・テレビ朝日の近く、番組との縁結びが叶いそうな出雲大社へ【Qさま優勝への道 4】
- テレビ朝日のすぐそば、クイズ番組にぴったりな御利益の神社があった【Qさま優勝への道 5】
出雲大社で大国主命にテレビ朝日さんとの縁結びを祈る
出雲の出雲大社には、2014年12月に訪れて、参拝したことがあります。
何といっても“縁結びの神様”として有名。10月(神無月、出雲では「神在月」)に八百万(やおよろず)の神々が出雲に集まり、人々の縁結びなどについての議論が行なわれるとされています。
その出雲大社の東京分祠が、テレビ朝日の近くにあるのです。
ここでお祈りすれば、テレビ朝日さんとの縁が結ばれて、『Qさま』出場が叶うのではないか?
そう思って、行ってきました。
なにせ出雲まで行かなくても、六本木で出雲大社の御利益が得られるんですから、都内在住者にとってはすごく楽。
……と思ってましたが、この日は朝から腹痛に襲われ、家から出るだけでもまあまあな苦行に。
だいたい私の腹痛は自律神経失調症から来るもので、出かけてしまえば治まることが多いので、予定通り出かけてみましたが、六本木に着いてもまだお腹に違和感が残っています。
ある意味、出雲へ行くより疲れたかもしれません。場所が六本木だけに、この先もちょっと心配。
昔はロアビルにトイレがありましたが、いつしか外部の人が使えるトイレが見当たらなくなりました。街なかを駆けずり回った末に、ようやく古い公衆トイレを見つけて、ひとまず事なきを得たこともあります。
六本木ヒルズと東京ミッドタウンができて、本当に良かったです。
(というか私は、そんな頻繁に六本木に来ているわけでもないのに、六本木でトイレに苦労した思い出が多すぎます)
大きな六本木通りから、北へ向かう細い道に入ってすぐの所。(六本木通りに出ている地図にも記載されています)
ビルが立ち並ぶ、若干ごちゃついた通りの中に、出雲大社東京分祠はありました。
しめ縄をくぐり、階段を上って、最上階の本殿に向かいます。
途中「※御手洗いはありません」との注意書きがあって、“思い出し腹痛”を起こしそうでまた若干不安に。幸い大丈夫でしたけど。
1878年(明治11年)、出雲大社宮司で出雲大社教初代管長の千家尊福(せんげ・たかとみ)氏が、東京における布教の拠点として、神田神社(神田明神)の社務所内に東京出張所を設けたのが、出雲大社東京分祠の始まりだそうです。
その後、麹町を経て六本木に移りましたが、空襲に遭って社殿を焼失。(そういえば私がここを訪れた3月10日は、その東京大空襲からちょうど80年にあたる日でした)
1961年(昭和36年)に再建され、六本木に戻ってきました。現在の社殿は1980年(昭和55年)竣工。
本殿の向かって左側に、授与所と手水鉢、そしてこの「祓社」(はらいのやしろ)。
本殿に参拝する前に、祓社に参拝して身を清めるのだそうです。
御祭神は「祓戸四柱の神」こと、瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)、速開都比咩神(はやあきつひめのかみ)、気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)、速佐須良比咩神(はやさすらひめのかみ)。
出雲の出雲大社にも祓社はありますが、出雲では「はらえのやしろ」と読みます。
祓社の社殿は、戦後すぐ廃祠になった、実践女子学園の香雪神社から譲り受けたものだとか。1937年(昭和12年)建立と、この出雲大社東京分祠の中では古い建造物です。
香雪神社は実践女子の創立者・下田歌子氏をまつっていました。現在は学内の建物にある神棚にまつられているそうです。
本殿に参拝。出雲大社ですから、二拝四拍手一拝です。
御祭神はもちろん大国主大神(大国主命)。国造りの神であり、縁結びの神としても知られています。
大黒天と習合することがあり、出雲大社のサイトでも、大国主大神に「ダイコクさま」という別名があることが記されています。
大黒天はヒンドゥー教から仏教に取り入れられた仏様ですが、仏教の大黒天は、日本の「大黒様」とは異なる姿をしています。
むしろ「国造りの神、病気治癒の神、縁結びの神」である大国主神をベースに、大黒天の「福の神、財運の神」としての性質が加わったのが、現在の大国主命であり、大黒様であるといえるでしょう。
授与所でお守りと絵馬をお受けしました。
(御朱印は授与所ではなく、本殿向かって右側の社務所で受けつけています)
まず何をおいても縁結守。10年前に出雲でお受けしたのと同じ、やや細長い形をしていました。出雲大社と同じお守りを、東京でいただけることに感動。
彼女いない歴53年9ヶ月の私としては、恋愛関係の縁結びも望みたいところですが、今回ここに参拝した目的は、テレビ朝日、そして『Qさま!!』との縁を結ぶこと。
(18年前『ぷっすま』に出演した経験があるので、テレビ朝日さんとのご縁が全くないわけではないのですが)
そして開運守も。福の神「ダイコクさま」の御利益を頂けますように。
あと、長寿守があったので、私の母親と、事務所でお世話になっている俳優の八名信夫さんのために、1つずつお受けしました。
絵馬にはシンプルに、「『Qさま』に出場できますように」と書いて奉納しました。
最初は「『Qさま』に出場して、活躍できますように」と書こうとしましたが、まず出場することが困難でしょうから、活躍を祈るのは出場が叶ってからで。
都会の小さなビルではありますが、絵馬掛け所がちゃんとあります。
寺社参拝は単なる神頼みだけが目的ではない
というわけで今回の【Qさま優勝への道】は、『Qさま!!』に出場できるよう、神様に祈る旅であります。
ただし、寺社への訪問・参拝は、単に“神頼み”だけが目的ではありません。
日本に限らず、多くの国では、宗教がその国の文化に大きな影響を与えています。
門前町・鳥居前町といった、寺社を中心として出来上がった町も全国にありますし、江戸時代のお伊勢参りなどのように、寺社への参拝客で宿場町がにぎわうこともあります。
また歴史のある寺社は、宗教と関係ないことで歴史の舞台となることもあります。鎌倉の鶴岡八幡宮で源実朝が暗殺されたとか。京都の東寺に立てこもった足利尊氏の軍勢が、新田義貞を追い払ったとか。吉良上野介を討ち取った赤穂の四十七士が、泉岳寺まで行進して浅野内匠頭の墓前に吉良の首を供えたとか。
このように、寺社に関する知識を学べば、それに付随して地理や歴史に関する知識が得られるので、『Qさま』本番で役に立つ可能性があります。
例えばこの写真が表示されて、「これはどこの都道府県でしょうか?」という問題が出たとき、出雲大社を訪れて稲佐の浜を見ていたら、即座に「島根県」と答えられるでしょう。
ネットや観光ガイドブックで勉強することもできますが、実際に現地へ赴き、そこで情報を得た方が、より記憶に残るはず。
さらに、ネット等にほとんど載っておらず、現地でしか得られない情報もけっこうあるのです。
そして難しい問題に正解した後、なぜわかったか聞かれた場合、「事前に勉強したから」だけじゃない、エピソードを交えた、テレビ向きのコメントが言えます。
過去には、カズレーザーさんが石清水八幡宮に行っていたおかげで正解できた問題がありました。カズレーザーさんや伊集院光さんには特にこのような、“足で稼いだ正解”が多い印象があります。
さて、出雲大社東京分祠を後にした私は、近くにある別の神社へ向かいました。
こちらはさらに小さな神社ですが、テレビ朝日と直接的なつながりがあり、またクイズ番組向きの御利益がいろいろ頂けるようなので、『Qさま』出場を目指す私にとって、訪れないわけにはいかない神社なのです。
(続く)
出雲大社に関連した過去記事
(出雲市の)出雲大社の最寄り駅は、一畑電車の出雲大社前駅。
かつては国鉄→JR西日本にも「大社駅」がありましたが、1990年(平成2年)に廃止されました。
JRから出雲大社に関連する名前の駅がなくなったことに地元が危機感を抱き、1993年、神西(じんざい)駅を「出雲大社口」駅に改名。
しかし出雲大社から9キロも離れている上、バス路線もなかったため、出雲大社を訪れる目的でこの駅に降りてしまった観光客からの苦情が殺到。1999年、出雲大社口駅は出雲神西駅に再改名されました。
この出雲大社口駅改め出雲神西駅から歩いたら、果たして出雲大社までたどり着くことはできるのか?
実際に歩いてみました。
- ゲーセン紀行Classic北海道(日本縦断紀行第1回~)
- ゲーセン紀行Classic青森・岩手(日本縦断紀行第23回~)
- 京都(日本縦断紀行第234回~)
- 関西と岡山で『香川県からの脱出』のヒット祈願
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- 愛媛県取材旅行
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俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。
当ブログ内で、ゲームブック風アドベンチャーゲーム『香川県からの脱出』を公開しています。