近鉄特急80000系「ひのとり」5周年&夜行特急 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。

テーマ:


 近鉄の看板列車である名阪甲特急として80000系「ひのとり」が運転開始したのは、2020年3月14日のダイヤ変更からだったから、今日で5周年となる。
 2020年3月と言えば、ちょうど新型コロナウィルスが日本列島を襲い、感染拡大の真っ最中。何とも不運なタイミングでのデビューだった。営業運転開始に先立っての試乗会にも申し込んでいたのだが、中止になってしまった。
 「しまかぜ」の関連行事に参加した際に聞いた話では、次期名阪特急の構想の一つとして個室なども検討しているとのことだったが、完成した実車は全席バックシェル付の二クラスシート。真っ赤なボディカラーと「ひのとり」というネーミングにも驚かされた。
 「ひのとり」と言えば、大阪万博を見据えた夜行列車の運転が話題になっている。発表されているダイヤは、近鉄名古屋駅を23:32に発車、大阪難波駅に翌朝6時16分に到着する。途中、桑名駅と近鉄四日市駅からも乗車可能。名張駅で約4時間運転停車して大阪到着時刻を調整する。早朝に大阪に着けるので、一日を有効に使ってくださいという趣旨の旅行商品として発売。帰路は乗車券のみがセットになっている。実施日は4月12日、6月14日、7月19日、9月13日の4回、いずれも土曜日に設定されている。
 日を跨いで運転される夜行列車の紛らわしさに、日付の認識がある。通常は出発地基準なので、土曜日の夜に出発し、日曜日の朝に到着だと思うのだが、金曜日の夜に出発するかのように記述しているネット記事を見かけたので、利用の際は要確認。
 近鉄特急の夜行運転は、大晦日の終夜運転で毎年行われているので珍しくないが、名阪特急で行われるのは初めてかも知れない。
 大阪万博開幕まで一か月を切った。準備の遅れや前売りチケットの販売不振が伝えられているが、さてどうなることか。
AD