富山地方鉄道の17480形(もと東急8590系)を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
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富山地方鉄道(地鉄)は、富山県内に108.3kmの路線を持ち、富山駅に隣接する電鉄富山駅と、立山や宇奈月温泉などの観光地を結んでいます。
17480形は東急大井町線、田園都市線で運用されていた8590系の両先頭車を改造のうえ導入した車両で、2013年から運行を開始しています。
最初に導入された2本は東急大井町線で使用されていた車両で、正面のストライプがグラデーションになっています。
2019年に追加導入された2本は東急田園都市線で使用されていた車両で、正面のストライプはレッドとなっています。
2019年に導入された2本は、前面貫通路のガラス部分に「サークルK」のステッカーが東急時代のまま残っています。
このステッカーは東急田園都市線から東武線への乗り入れ非対応を示すもので、地鉄では特に意味はないと思いますが、そのまま残っているのが面白いです。
17480形の4か所のドアのうち、中央の2か所は使用されておらず、一部の車両はドアが埋め込まれて沿線の観光地をPRするラッピングが施されています。
始発駅の電鉄富山駅で17480形の隣に停車しているのは、もと西武10000系の20020形「キャニオンエクスプレス」です。
ストライプがグラデーションの8590系は大井町線で運用される前、東急東横線で運用されていました。
現在、東急東横線と西武池袋線は地下鉄を介して直通運転をしていますが、8590系は乗り入れには対応していなかったので、遠く富山の地で並びが実現しています。
なお、先代の5000系「レッドアロー」こと、16010形も運行されていますが、撮影時は運用に入っていませんでした。
稲荷町駅は電鉄富山駅の隣にある駅で、寺田方面に向かう本線・立山線と、南富山方面に向かう不二越・上滝線が分岐しています。
隣に停車しているのは、立山などに生息するライチョウが描かれた「富山もよう」ラッピング車両の14760形です。
富山地方鉄道14760形の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
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行先の「岩峅寺駅」には本線・立山線、不二越・上滝線どちらからも向かうことができますが、誤乗防止のため本線経由の列車には、「寺田経由」と追記されています。
稲荷町駅には車庫(稲荷町テクニカルセンター)が併設されており、不二越・上滝線の列車は車庫に留置中の列車の横を走っています。
地鉄の車両形式は、5桁のうち最初の3桁が電動機出力を示す独特の番号です。
ストライプの色や表示幕もそのまま使用されているため、東急の電車を動態保存しているような印象を受けます。
YouTubeチャンネルの動画では、電鉄富山駅、稲荷町駅、東新庄駅の到着・出発シーンや、稲荷町テクニカルセンターに留置されている車両などを収録しています。
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