(鉄道好きでなくても)昭和生まれの方にとって、タブレットと言えば「皮の袋に入った真鍮製の円盤」として少なからず馴染みがあると思います。
ネットでは「通票研究家」の方が、タブレット閉塞やスタフ閉塞の区間、通票の形状などを詳説しており参考になります。
ただ、一方で「棒タブレット」などと呼ばれる形状のスタフについては、(名鉄築港線と津軽鉄道で現役ながら)鉄道趣味において埋没した存在です。
拙宅にある棒タブレットの金属部分に「柳ヶ浦・中津」の刻印がありますが、果たしてこの区間(17.3km)が1閉塞だったのか? 皆目見当がつきません。
交通博物館の展示には「明治23年頃、秋葉原貨物線の通票」との解説文が・・
京都鉄道博物館の展示は「トレインスタフ」と聞いたこともない名称?
「棒状の通行証で、閉そく区間にひとつのみ用意」とは何ともチープな解説。
ということで「棒状タブレット」については、未だモヤモヤしたままです。