昨年10月から近鉄奈良線と近鉄京都線で運用を開始した近鉄8A系を撮影しています。
今回記事【その1】では近鉄京都線、次回記事【その2】では近鉄奈良線の駅で撮影した8A系を取り上げます。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
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近鉄8A系は約20年ぶりに導入された一般タイプの新型車両で、2024年度は4両編成12本が導入されます。
新祝園駅
新祝園駅は近鉄京都線の急行が停車し、普通列車との緩急接続が行われている駅です。
最初に普通大和西大寺行きが1番線に到着しました。
続いて1252系の2両編成を先頭にした6両編成の急行橿原神宮前行きが2番線に到着しました。
日中の近鉄京都線は急行、普通それぞれ15分おきの運行で、急行は奈良線に直通する近鉄奈良行きと、橿原線に直通する橿原神宮前行きが交互に運行されています。
8A系は既に11編成が営業に入っているため、同形式同士の接続を見る機会も増えています。
しばらく待っていると、上り普通列車でも8A系が到着しました。
撮影時8A系は4両編成単独で普通列車に、他形式と連結した6両編成で急行に使用されていました。
続いて到着した急行京都行きは、京都側に1233系の2両を連結した6両編成です。
新祝園駅付近はJR学研都市線が並行しており、8A系の向こうに見えるのはJR祝園駅側線に停車する207系です。
大久保駅
大久保駅も新祝園駅と同様に緩急接続が可能な構造を持つ高架駅です。
先ほど新祝園駅で見送った急行橿原神宮前行きの8A系が急行京都行きで戻ってきました。
下りホームにも急行奈良行きで8A系が到着しました。
撮影日の運用情報を確認したところ、日中は近鉄奈良線よりも京都線の方で多くの8A系が運用されていたようです。
近鉄奈良線は運行本数が多い反面、阪神との直通列車が多数運行されているので、直通運転に対応していない8A系を見かけにくいのかなと感じます。
地上駅の新祝園駅と高架駅の大久保駅はどちらもホームにゆとりがあり撮影しやすかった印象ですが、高速で通過する特急列車も頻繁に運行されているので注意が必要です。
京都駅と近鉄奈良駅を結ぶ特急「あをによし」もよく見かけました。
木津川台駅
木津川台駅は新祝園駅の隣りにある普通列車のみが停車する駅です。
緩やかなカーブ上にホームがあるため編成全体を収めやすかったですが、橋上駅舎の影が列車にかかってしまったのは残念です。
平城駅
木津川台駅で見送った普通大和西大寺行きの折り返し普通を平城駅で撮影しています。
近鉄奈良線が横切っている平城京跡には隣の大和西大寺駅が最寄りとなりますが、平城駅付近にも古墳が多く残っており、古代のロマンを感じるエリアです。
大和西大寺駅
大和西大寺駅は東西に走る近鉄奈良線と南北方向に走る近鉄京都線・橿原線が交差する拠点駅で、日中でもひっきりなしに列車が発着しています。
8A系先頭部の表示器は漢字、ひらがな、ローマ字で種別・行先が大きく表示されるため、外国人観光客にも見やすいだろうなと思います。
京都方向だけでなく大阪難波方向にも当駅始発の列車が多く設定されています。
次回記事【その2】では近鉄奈良線の駅で撮影した8A系を取り上げます。
YouTubeチャンネルの動画では、近鉄京都線(新祝園駅、大久保駅、大和西大寺駅など)と近鉄奈良線(菖蒲池駅、石切駅、額田駅など)で撮影した8A系を収録しています。
この記事とあわせてぜひご覧ください。
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