東武鉄道は、3月8日から東武アーバンパークライン(野田線)の新型車両80000系を運行開始し、同日に野田市駅で出発式を開催した。運行初日、80000系はクラブツーリズム主催の団体臨時列車として運行された。3月9日から通常運行となる。
80000系の出発式は野田市駅の改札外コンコースおよび1番線のホーム上で行われたが、式典開催前の9時23分、ツアー列車として80000系が野田市駅に入線した。ツアー参加者は七光台駅から80000系のツアー列車に乗車しており、出発式の見学も可能だった。出発式が終了した後、ツアー参加者は再び80000系に乗車し、野田市駅から七光台駅へ戻ることになる。
新型車両80000系は3月9日から通常運行。「フューチャーブルー」「ブライトグリーン」のカラーリングと、エッジを際立たせた車体前面が外観上の特徴となる。内装はリビングをテーマに、落ち着いた客室空間を表現。式典でも紹介された「たのしーと」は、外観に水玉模様のある4号車(柏方から2両目)の車端部に設定され、こども同士や親子、ベビーカー利用者など、さまざまな利用者が快適に過ごせるようになっている。80000系は今後も順次導入される。
なお、80000系は東武アーバンパークラインの従来車両と異なり、1両短い5両編成で運転される。これにともない、各駅の電光掲示板などで車両数、ホームの足もとに設置された乗車位置ステッカーで停車位置を案内するようになる。東武アーバンパークラインは80000系の導入を皮切りに、現行の6両編成から5両編成に変更する予定となっている。