番外 昭和バスに現在まで佐賀県内に導入されている車達です、移籍いすゞエルガミオ全5台ラインナップ | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 昭和自動車(昭和バス)では、平成25年よりジェイバス架装車を導入しておりまして、当初は上の画像の角目1灯の日野レインボーII(佐賀200か・725、SKG-KR290J1)が導入されておりましたが、この車は昭和バスに9年ぶりに導入されましたワンステップバスでもありまして、現在伊万里支所に所属しまして、唐津~伊万里線を中心に運行されております。

 

 その後も、日野レインボーIIの路線車が導入されておりましたが、翌平成26年・平成27年導入車となりますとノンステップバス(画像2、佐賀200か・792、SKG-KR290J1~平成26年導入)も導入されておりまして、佐賀県内路線の低床化に貢献しております。

 

 また、平成27年導入車では、日野レインボーIIに加えまして、いすゞエルガミオ(佐賀200か・831、SKG-LR290J1)もノンステップバスとして導入されておりまして、以下画像の車がその車でありますが、唐津~呼子間などにおきまして運行されております。

 

 

 そして、現行タイプでもあります、画像のいすゞエルガミオ・日野レインボーのノンステップバスが以降現在まで佐賀県内におきまして導入されておりまして、現在まで導入が行われております。このタイプは、この後の2KG-規制車を含めまして掲載時点で50台以上も導入されておりまして、令和3年導入車までAMT(自動変速マニュアルトランスミッション)、白色LED行先となりました令和4年導入車はオートマチック・トランスミッション車(6AT)を装備しておりまして、まさに新しい姿が見られております。

 

 (佐賀200か・943、いすゞSKG-LR290J2)

 

 (佐賀200か10-16、いすゞ2KG-LR290J3)

 

 (佐賀200か11-36、いすゞ2KG-LR290J4)

 

 (佐賀200か11-39、日野2KG-KR290J4)

 

 (佐賀200か12-56、いすゞ2KG-LR290J4)

 

 (佐賀200か13-41、いすゞ2KG-LR290J5)

 

 

 そして、これら新車の導入とともに、これまでもいすゞエルガミオの移籍車の導入も行われておりまして、現在までに5台が各地からの移籍車として導入されております。今回は、昭和バスに現在までに導入されておりますいすゞエルガミオ移籍車全5台に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 昭和バスのいすゞエルガミオの移籍車は、平成28年より導入されておりまして、いずれも唐津営業所に導入されておりまして、東松浦半島内の路線(唐津~呼子町・玄海町・肥前町)を中心に運行されております。このうち2台に関しましては、後述のように自家用車であった車も存在しておりまして、送迎用として使用されていた車が路線用に転用されると言う姿を見せておりまして、当時見られておりました古参の路線車両を置き換えております。

 

 

 まずご紹介しますのは、平成28年に導入されました2台(いずれもKK-LR233J1)でありまして、いずれもワンステップバスとなっております。

 

 (佐賀200か・919)

 

 (佐賀200か・933)

 

 これら2台の前事業者は、京都市にありますヤサカバスでありまして、この2台はいずれも平成15年にJR向日町駅・洛西ニュータウンを中心としました路線に参入した際に導入された車でもありまして、前年の平成14年に製造されていた車でもあります。このヤサカバスのエルガミオの当時の特徴と言いますと、リアランプの形が異なっているのが特徴でありまして、ウインカーランプとテール・ブレーキランプと2段となっているのがお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 

 こちらの車は、平成29年の夏に導入されました車(佐賀200か・969、KK-LR233J1)でありまして、ノンステップバスとなっております。

 

 この車の前事業者は松戸新京成バスでありまして、平成16年式、千葉県の松戸地区を中心に運行されていた車でもあります。これまでも富士重工8E架装のいすゞLVと言った大型車両も移籍されておりまして、九大線などでその姿が見られておりますが、佐賀県唐津地区にもこの事業者からの移籍車が導入されております。また、京成グループからの移籍車と言う事で、ドア窓には橙の注意書きが書かれてあるのが特徴となっておりまして、前事業者の特徴をそう言った所で出しております(ちなみに橙の注意書きは東武グループにもあります)

 

 

 そして平成30年には、エルガミオの移籍車が2台導入されておりまして、いずれもワンステップバスでの導入となっております。

 

 (佐賀200か10-51)

 

 (佐賀200か10-68)

 

 これら車が、冒頭ご紹介しましたように元は自家用車でありまして、企業送迎用として使用されていた車であります。これら2台とも、天井のエアコンの形状、リアナンバープレートにありますランプの形などから、これら車はPA-LR234J1のようであります。

 

 (車内)~画像は佐賀200か10-51

 

 

 また、これら2台とも側面の行先表示器が戸袋窓の所に取り付けられております。移籍車の場合では、よく中ドア右横の窓に行先表示器を取り付ける場合をよく見かけますが、これら車の場合には戸袋窓の所に取り付けられておりまして、このような例も広島県のボンバスなど少数の事業者で見る事ができている程度であります。

 

 私も、前事業者の見分けを知る大きな点として調べてもいたほどでしたが、SNS情報で企業送迎として使用されておりましたエルガミオが佐賀県某所の工場に駐車している姿が上げられていましたので、これで企業送迎であった事がわかったほどでした。ちなみに、これら車の特徴としまして、ノンステップバスに合わせました塗り分けとなっておりますので、違いも伺える所ではないかとも思います。

 

 

 

 今回は、昭和バスに導入されましたいすゞエルガミオの移籍車をご紹介しましたが、これら車も過去の姿がわかる所が良かったのではないかとは思います。それでも、元自家用の2台に関しましては一番難航していたほどでしたが・・・。それにしても、これまでも昭和バスも特異車が多く見られていた事業者ではありますが、リアランプが異なるヤサカバスからの移籍車2台もそうですし、元自家用の2台も行先表示の位置からもそう言った分野に入るのではないかとは思います。とにかく、これら車も実際に第2の車生を歩んでおりますので、利用されます方々の足としてこれからも運行していただきたいと思います。