熊本電鉄菊池線を継承する熊本電鉄バスで菊池温泉まで行きました。
再び熊本電鉄に乗って、今度は終点の藤崎宮前駅まで行きます。八景水谷駅にやってきたのは、先ほど乗った編成の折り返し便でした。熊本電鉄は30分に1本の運転なので、同じ編成に当たる確率も高くなります。
(御代志駅方面からやってきた列車)
北熊本駅から先は乗車率が高くなり、熊本市の市街地に近づいてきたなという気がします。菊池線は距離にして半分以上にあたる御代志駅―菊池駅間が廃止されましたが、この時に廃線にならずに残っただけのことはあります。
藤崎宮前駅は北熊本駅から2つ先です。藤崎宮前駅は1階にホームがあり、その上は駅ビルになっていましたが、テナントは入っていないようです。やはりこうなると寂しいですね…。また、以前は線路が2本あったように見えますが、単線化されたようです。
(隣にも線路が敷けそうな藤崎宮前駅)
さて、当初の予定ではここから少し歩いて熊本市電に乗り換え、熊本市動植物園に行く予定でした。この日は夏休みの土曜日で、熊本市動植物園の夜間開園があったのです。しかし、あまりの暑さに疲れ果ててしまい、その気力が失われてしまいました…。
(バスで御代志駅へ…)
幸いにも少しの待ち時間で菊池温泉方面へのバスがあったので、これに乗って本日の宿泊地である菊池温泉に向かうことにします。菊池温泉までは熊本電鉄菊池線の後を受け継いで熊本電鉄バスの路線が存続しています。バスは熊本電鉄の線路に並走するような形で菊池温泉を目指します。途中、熊本電鉄の終点である御代志駅にも立ち寄り、熊本電鉄の乗客を拾う役割も果たしているようです。
(御代志駅では路線バスと電車が接続)
御代志駅を過ぎると急に田んぼが目立つようになり、郊外に出たなということが実感されます。御代志駅から菊池温泉までは30分ほどの道のりでした。走っている道も、鉄道の廃線跡っぽい曲線を描いており、経路としても熊本電鉄菊池線を受け継ぐ形になっているようです。ちなみにこの路線バスにも途中までは「わくわく1dayパス」で乗車することができ、境界のバス停からの差額運賃を支払うことで、菊池温泉まで乗せてもらいました。
(御代志駅を過ぎると田んぼが多くなってきます)
菊池温泉では、菊池市の全盛期を築いた菊池武光の像がお出迎えしてくれます。この日は菊池温泉のビジネス温泉に宿泊し、提携の温泉宿で菊池温泉のお湯を堪能することができました。
(勇ましい菊池武光像)