今日はDCC運転で複数両、編成の総括制御をやる方法の話です。MUとAdC(後者は勝手に略称を付けました😅)の2種類があり、それぞれ一長一短があります。489系とEF63の協調運転に繋がる話なんですが、長くなるので先ずそれぞれの特徴を書いてみたいと思います。EF71+ED78重連の話からスタートです。
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同一電源区画上に多数の車両が乗っていても、特定の車両だけを選んで走行させることが出来るのがDCCの一番の強みと思います。複数両、編成が同じ動きをする=重連総括制御の設定が出来る機能も付いています。そのやり方は2種類ある が今回の主題です。例えば写真のEF71 2(DCCアドレス7102)とED78 3(同7803)を”MU"機能を使って総括制御運転する場合からスタートです。
MUとは"Multiple Unit Operation"の略称、KATOのD103取説で解説されていますし、古いD101時代から略称での記載があり、重連運転をやるのに日常的に使っている機能です。操作はconsist to 7803;7803に7102を”構成する”?(直訳ですが”載せる”のイメージ)というやり方、MU+を押せば
7803に表示が変わり、運転すれば”7102”も同じ動きをする という機能です。Local Throrrle;ActiveからTop cnに表示が変わり、何らかの総括制御車両が設定されていることを示します。7803が親=主従関係があるような感じです。4桁の車両アドレスをそのまま使えるのでどの列車か?のイメージがしやすいです。
MU構成中は”子”であるEF71 2のライト操作が出来なくなります。逆向きに動かそうとした場合手前のED78 3のライト制御は出来ても奥のEF71 2は進行方向のライト点灯に切換るものの、そのままでは消灯出来ません。
別のコントローラーで7102を選択してライトのOn/Off操作は出来ますが、この時バグ?と思われる動きをする場合があります。勝手にMUが解除されて動かなくなったり..😅。特定のアドレス同士や2つを越えるアドレス(3重連以上)でMU設定が上手く行かない といったことも経験して来ました。下記EF63重単をMUで動かそうとすると3号機のライトが勝手に消える、点灯操作をすると今度はMUが勝手に解除される~バグっぽい現象が見られました。
古いD101,D102で多く見られる現象ですが、D103(DCS52)はまだ2台~残る旧4台を全部D103にするには10万¥以上のカネがかかる😲ので簡単に実行できません。全てをD103に置換えて解決する の保証もありませんし😅。
もう一つ、Advanced Consistという方法があります。本場Digitraxはこちらを推奨しているみたいです。MUのような略称が記されていませんが、長ったらしいので”AdC”と勝手に略称😁、ACでは交流電源と間違えそうなので間にdを挟みました😁。以前書いた碓氷峠の協調運転↓(DCCでは総括制御)EF63重連+489系などにはAdCを使っていました。EF63 12(DCCアドレス6312)とEF63 3(同6303)を補機として連結する運転ですが
6303のCV19を63に設定する という操作をやります。CVというのは各種設定項目で、番号によって役割が違います。CV19はAdCのための設定値で6312も含め2両とも(例えば489系を併結する時はそのアドレスも)63に設定すれば
コントローラで63を設定して運転すればEF63 3もEF63 12も(併結編成も)同じ動きをします。このやり方では主従関係がありませんし、経験上バグっぽい現象は起こりません😁。一方で0~99までしかアドレスを設定できないので、どの列車を動かしているか?のイメージをしにくいという難点があります。
EF63ではテールライトのOn/Offも出来るのでライト系の操作が多くなるんですが
やはり別のコントローラーでアドレスを設定してやればライト制御が可能です。主従関係が無いのでMUのランプは点灯しませんが、ライト切換動作は信頼性があります。
今回は489系とEF63 12+EF63 3(前回とはロクサンの連結順が逆😁)併結運転でMUとAdCを併用する ということをやったんですが、ここまででかなりヤヤコシイ話になっていますし😅、長くなるので改めて書こうと思います。
DCCにおける総括制御運転の2方式、纏めるとMUは4桁が使えてイメージしやすいもののバグっぽい動きが見られる、一方AdCはバグは無いけど2ケタしか使えずイメージし難い 一長一短だと思います。
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