日中の寒さはいくぶんか緩んだ昨日でしたが、夕陽が映える頃になると途端に、潜んでいた寒さが本領発揮を始めます。
確かに桜が咲き始めても、夜桜は肌寒かったりするので、3月初旬だとこんな感じでしょう。
それでも日中の寒さが緩んでくれるのは、やはり気分が休まり冬の疲れが癒される、そんな安らかさに包まれます。
さて、今日の写真はそんな春先の癒しとは関係のない、昨年9月22日に三原駅で撮影した列車です。


車両は113系 B-19編成です。
現在、稼働中の113系はB-08編成、B-10編成、B-16編成、B-18編成の4本のみとなっています。
そう、このB-19編成は2024(令和6)年11月17日に、下関総合車両所へ廃車回送され、もう既に存在していません。
この編成は2000番台で組成されていましたが、0番台よりも先に廃車そして解体されており、まだ若いのに•••••••,と、お悔やみを言いたくなります。




この時は三原駅で折り返し停車中と言う、時間的な余裕もあったのですけれど、車番もしっかり撮っていました。
岡山方からクハ111-2013 + モハ112-2026 + モハ113-2026 + クハ111-2135という組成です。
この写真を撮った2ヶ月後には、その生涯を閉じてしまったのですけれど、最後の姿が私にとってはこの時です。
もういなくなっていることは知ってはいるのですが、岡山へ行ったらまだそこへいるような錯覚に陥っています。




227系 RedWingとの交換も、今は昔の光景です。
残されている4本も、227系 Ulalaの増備計画があるので、いつまで存在できるのか不明な状況ですが、115系よりも絶滅危惧種としては深刻な形式です。
B-08編成は クハ111-564 + モハ112-2016 + モハ113-2016 クハ111-256の組成で、モーター車は30N、先頭車は40Nの更新車です。
B-10編成は クハ111-2019 + モハ112-2056 + モハ113-2056 + クハ111-2119の組成です。
B-16編成は クハ11-2037 + モハ12-2015 + モハ113-2015 + クハ111-2143の組成。
B-18編成は クハ111-565 + モハ112-2055 + モハ113-2055 + クハ111-260の組成となっています。



B-10とB-16は2000番台での組成ですが、先頭車はほぼ原形をとどめるスリットタイフォン。
B-08とB-18は先頭車が0番台といった、貴重種が残っています。
三原駅で解体中の 駅うどん浜吉と、ムリヤリ合わせて撮っていたのですけれど、もう駅そば うどんの建物も、B-19編成も。
三原駅として、既に過去の思い出の風景となりました。
