大阪線で活躍するVVVF車は2両固定車が多く、更新工事も進んでいるためバリエーションも豊富ですが小回りの利く2両固定車は2610系や2800系等と組んで急行等に充当されたり単独で名張〜伊勢中川間の普通電車に充当されたり活躍の場が多く、新青山トンネルを通過する機会が多いのも魅力的です。大阪線のVVVF車で中間車を組み込んだ車両はL/C車を除くと1620系がいますが見る機会がそれなりにある4両固定車でも5編成しかおらず、複数の形式・編成がいる2両固定車に比べると少数派になってしまいます。
(2024.9.21 恩智〜法善寺間にて撮影)
名張行き急行に充当される1620系VG21ほか6両編成です。同系はVG23がいち早く更新工事を受けましたがそれ以降は初期に造られた1422系等の更新が優先されたこともあって現在もVG23以外は未更新のまま活躍しており、トイレが無いため新青山トンネルを抜けて伊勢エリアへ入ることは原則として無いものの急行への充当は多いです。
(2024.9.21 恩智〜法善寺間にて撮影)
大阪方の2両は1422系VW27でした。同系は既に全編成の更新工事が完了していますがVW27は最後まで未更新で残っていた編成で、更新前と現在の写真を見比べると前照灯や標識灯(種別灯・尾灯)の位置及び形状、行先表示器(幕→フルカラーLED)、転落防止幌の取り付け等変化が多いので「前面だけでも大変化だな」って思ってしまいました。