「父ちゃん、今回の『母ちゃん検定』の解答締切時間となったが、みなさんからの解答結果の集計はまとまったかえ?」


「まとまってるよ」


「ならばよし。さっそく答え合わせをしよう❗️」


「それでは正解発表の前に今回の問題とヒントを改めてご覧いただきましょう。問題とヒントには解説を加えることにします」


問題

「以下の動画を視聴して鉄道会社名と路線名がわかるかえ?解答例に従って答えよ(会社名は略称で可とする)」



「出題動画はなる長いトンネル内を走行中の列車の車窓の動画です。乗車している車両は3両編成の電車で、この進行方向では先頭に立っている制御車で主電動機(モーター)が付いていない車両です。トンネル内なので後方に連結されている2両の電動車ユニットが奏でるMT54型主電動機の音が響いてこちらの車両にまで聞こえています。この主電動機は昭和30年代以降の国鉄型電車の多くの形式に採用されていました」


第1ヒント

注意音量注意❗️



「出題動画とは反対方向に列車は走行中です。動画の終わりの方で鳴り響くタイフォン(警笛)の音はまさに国鉄型といった感じで、寒冷地を走行する車両の屋上に取り付けられていたホイッスル(タイフォンの音だけだと雪に音が吸収されてしまうので雪の中でも音がよく通るように寒冷地を走る車両に取り付けられています)の音も併せて響いています。


第2ヒント


「今回の『母ちゃん検定』のタイトル写真です。この写真もヒントとなるもので、トンネル内に設けられています。JR東日本上越線の下り線側の湯檜曽駅土合駅同様に『トンネル内の駅』として有名な旧国鉄〜JR西日本北陸本線、現在はえちごトキめき鉄道筒石駅の写真です。通過中の列車から撮影した写真です



「地上を走ってますね。さてどこでしょう?この場所を走行中の列車の車内の動画が次の動画です。車窓の景色の架線柱を動体視力を駆使して注目してみてください。そして次の動画の蛍光灯にも注目してみてください。かなり正解に近づくかもしれませんよ♪」


「蛍光灯が消えてしばらくして再び点灯したのがお分かりかと思います。この路線は全線複線電化されている路線なのですが、この2点の動画の区間で交流20000V60Hz直流1500Vに電源が切り替わります。その切り替わり区間ではデッドセクション(死電区間)と呼ばれる架線に電流が流れていない区間が設けられており、電車はここを惰性で走り抜けます。その際に車内灯が消えるのです。この区間では定期旅客列車は気動車(ディーゼルカー)で運転されていますとヒントで述べましたが、北陸新幹線金沢延伸開業に伴って並行在来線として第3セクター化された北陸本線がえちごトキめき鉄道となった際に高価な交直両用車両を購入するよりもメンテナンス費用なども考慮して気動車を導入したという経緯からです」



「第2ヒント最後の動画は気動車で運転されているローカル列車からの撮影でした」


第3ヒント


「第3ヒントではこの路線の起点駅と終点駅をご覧いただきましょう」

直江津駅


市振駅


「起点駅と終点駅ではずいぶん対照的ではありますが、どちらもその先に線路が続いています


「起点駅の跨線橋からの眺めです(画像は拡大しています)」

「起点駅は広大な構内を持ち、この鉄道会社の車両基地もあります」


「終点駅のホームからは海が眺められます」


「終点駅から起点駅側を見た写真です」


正解発表

「正解はえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインでしたよう♪みなさん、ご解答ありがとうございました。次回のご参加もお待ちしておりますよう❗️」