3月8日(土曜日) 曇りのち雨

 

肌寒い1日でした。

今日は休みで、12時にちょっと用事があったんですけど、たまには乗り鉄やろうかなと朝早く、出勤と同じ時間帯に出かけました。最初は横浜市営地下鉄の残りをやっつけようかなって考えてて、昨日のうちにルートも決めていたのですが、横浜まで行って頓挫。でもそのまま池袋に戻るのは面白くないので、相鉄で西谷まで行き、相鉄新横浜線経由で新宿へ抜けるコースで池袋に行きました。西谷-羽沢横浜国大間も相鉄新横浜線になるんですね。そして、東急の車両が乗り入れてくるのにビッ栗しました。

 

さて先週のこと。情けないっちゃあ、情けないん話なんですけど・・・

 

 

前任の職場の元部下が大量の借金をこさえてしまい、身動きが取れなくなったという情報を入手しました。

当事者と元上司の私を含めて数人が集まり、どういう経緯なのかを話させました。したらですよ・・・

 

3年くらい前に軽い感じで訪れたキャバクラにハマってしまい、数ヶ月に1回のペースが、3ヶ月に1回、1ヶ月に1回、1週間に1回・・と行く回数が増え、安いお店じゃなかったようで、サラ金から金を借りるようになり、気がついたら身動きが取れなくなったという次第。まぁ、「あるある」っちゃあ、あるあるなんだけど、きっとその店には琴線に触れた女性がいたんでしょう。その女性も言葉巧みにそいつを唆し、様々な高い酒をおねだりしたんでしょうね。それでいて、 “店外デート” には一切応じず、口八丁手八丁で奴を蟻地獄へ引きずり込んだのだと考えます。

 

で、どうするか?

取り敢えず、10日後までに支払わなければならない返済分(利子)があるそうで、私も協力することにしました。

集まった “数人” は奴をキャバクラに引きずり込んだ張本人だから、「お前らにも多少の責任がある」として私が召集したもの。本人達もそれは解っていたようで、協力は惜しみませんでしたが、誰しもが「まさかハマるとは思わなかった」と異口同音に言いますけど、あのね、今回のキャバクラだって、それを含む風俗だって、ギャンブルだって、始めは皆「軽い気持ち」から始めるものでしょう。

悪い奴じゃないんだけど、「頼むと断れない」性格が災いしちゃったのか? でも、キャバクラは足元を見られると、前述のようにあっという間に蟻地獄ですよ。

 

それで思い出したのがある歌。年配者ならご記憶にあるかもしれません。

 

♫ あなただけが 生きがいなの

  お願いお願い 捨てないで・・

  

  てなこと言われてその気になって

  3日と明けずにキャバレーへ

  金のなる木があるじゃなし

  質屋通いは序の口で

  会社の金まで遣い込み

  貢いだ挙げ句が

  「ハイ、それまでョ」

 

  ふざけやがって ふざけやがって ふざけやがって コノヤローッ!

 

これは1962年(昭和37年)にリリースされた、私がリスペクトする植木等氏のヒット曲「ハイ、それまでョ」の一節です。

植木氏がメンバーとして加入していたクレイジー・キャッツが出演した映画の挿入歌ですけど、作詞は元東京都知事の青島幸男氏です。

「会社の金まで遣い込み」というフレーズは、「退職金まで前借りし」の方が正しいという説もあるようですが、どっちにしたって、既に60年以上前からこういうのがあったということ。見てくれは “いい女” に言い寄られれば、日本男児たるもの、その気になってしまいます。それで痛い思いをしているという意味では60年経っても日本男児は学習しないんだというのを痛烈に感じてしまいます。善し悪しの分別があれば痛い思いはしないんだけど、青島幸男氏は凄いなとあらためて実感させられました。

 

何も日本男児だけではありません。女子にも言えますよ。

60年前には無かったであろうホストクラブ。

東京だと新宿や池袋辺りにその店が軒を連ねていますけど、見てくれは “いい男” に言い含められてしまうんでしょうね。

それで借金させられたり、売春させられたりしているんでしょ? 昨今、ニュースで報じられたりしましたしね。

 

キャバクラやホストクラブは、その場とその時間だけは桃源郷なのかもしれないけど、一歩外に出るとある意味地獄なのかもしれませんね。