線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

石岡の記憶

 街ブラしようと思い常磐線の石岡に降り立った。思えば鹿島鉄道の廃止以来だから18年振りのこと。

 駅は橋上駅化されており堂々の佇まい。

 駅の東西へは自由通路で結ばれている。改札口から東側に進むと眼下に広大な空間が広がっていた。

 北側の様子。ここに鹿島鉄道の構内があったなと遠い記憶を手繰り寄せる。

 南側の様子。バスターミナルになっているが、ここもかつての構内であったことは容易に想像できる。

 

 18年前のスナップを探す。

 こんなかわいい駅舎だったのか。

 この当時既に東西を結ぶ通路(跨線橋)があり、鹿島鉄道の構内を見渡すことが出来た。(ともに 2007/3/21撮影)

 

 そもそも石岡駅に初めて降りたのは、さらに遡ること30年の1977年のこと。関東鉄道筑波線に寄ったついでに足を伸ばしたのだが、乗車はせずに構内のスナップで満足していた。当時はまだ関東鉄道鉾田線と呼ばれていた。

 駅南側の構内のはずれで入換え作業をスナップ。奥に見えるオイルタンカーは百里基地への燃料輸送だろうか。

 構内の機関区にもお邪魔している。

 その構内から鉾田線ホームを見上げる。当時は駅東西を結ぶ連絡通路など無く、駅の跨線橋鉾田線までで途切れていたことが判る。(3枚とも 1977/4/29撮影)

 

 嘗てあった線路が剥がされたままの空き地を見るにつけ、遠い記憶へと繋がり未練が残る。商業ビルやオフィスビルでも建って様相が一変していれば諦めもつくのだが・・・。

(特記以外 2025/1/19)