昭和６１年３月に大糸線信濃森上駅の乗車券類簡易委託発売所で発行されました、｢○ム　信濃森上から　大阪市内ゆき｣の乗車券で、学生割引用の常備券となります。

民間会社への外注印刷で調製された券となります。

券面に｢○ム｣の記号の印刷のあるように、当時の大糸線信濃森上駅は既に簡易委託駅となっておりましたが、スキーや登山等の観光需要のためか学生割引用の常備券の設備があり、この券の経由は｢小滝、北陸経由｣で大糸線で糸魚川を経由する券となりますが、当時は名古屋ゆきの急行｢つがいけ｣や、季節列車ですが中央西線経由大阪ゆきの急行｢くろよん｣も運転されておりましたので、信濃森上駅には｢松本、名古屋経由｣となる｢大阪市内ゆき｣の学生割引の専用券も設備されていたのかも知れません。

券番は０００３となります。

この券の運賃は昭和６０年４月２０日改訂の運賃となりますが、｢小滝、北陸経由｣の券は余り売れなかったのかも知れません。