大宮の鉄道博物館の第11回目は「蒸気機関車1292号」です。何の事がかわからないと思われますが、日本の鉄道創世記に活躍した輸入蒸気機関車からになります。

 

 蒸気機関車はその後、発達して大柄なカマになりましたが、今から見れば創世記のカマは入れ替え用のような小柄なカマでありました。そんなカマをお馴染みの「ふたまたせん」さんから。

 

 1290形はかつての国鉄の前身である鉄道院に在籍したタンク式蒸気機関車です。明治8年と14年に合わせて3両、イギリスから輸入されました。そのうちこの1292号は、日本鉄道に引き渡され、建設工事に使用されました。

 埼玉県川口市の善光寺裏まで運ばれ、そこで組み立てしたことから、「善光号」の愛称で呼ばれました。

 

  ※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。