この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日も小雨が断続的に降り、冴えない空となる
関西でございます。
日中には幾つかネタが走りましたが、恨めしい
事に水曜という忙しい日でありまして、殆どの
ネタには参戦が叶いませんでした…
折角、ネタ情報を教えていただける身の上です
から出来るだけ参戦したいと考えてしまいます
が、お仕事を抱える身としてはそれも難しく。
無理はせずに、細々と楽しむ鉄活デイズなので
ございます。
さて、今回の更新は蘇芳色に身を包み、注目を
集める683系N01編成の試運転を狙ったご報告
でございます。
この4月より大阪と奈良を結ぶ定期特急として
季節臨から格上げの発表がなされました特急
まほろば。
定期、と申しましても毎日ではなく土休日のみ
の運行なのですけれど。
そのまほろば用として、リニューアルされた
683系3連が吹田からの出場試運転を施行して
おります。
回送されていく場面を、手慰みとしてケツ打ち
致しましたのがこの日のウェルカムショットで
ございました。
ショバはこの日、流れ雲が多くて晴れたり
曇ったり曼荼羅になったり…気まぐれな空に
気を揉む状況でございます。
このケツ打ちもマンダーラを喰らってしまい
先行きに不安を抱えたスタートとなりました。
が、迎えた本番は嬉しい事に晴れ。
勝ったなガハハ!と心中で喝采しながら機材を
構え、挨拶ショットから撮影を始めます。
蘇芳色一色となった683系、遠くにその車体が
見えた所で、先ずは一コマ失礼をば。
古えの都が奈良にあった時代に伝来し、当時の
貴族社会で持て囃されたのがこの蘇芳色だとの
事で、奈良を走る特急の地色として起用されて
おります。
昔の近鉄車体みたいな色合いでございます。
屋根上には交直両用の機器がそのまま載った
683系らしい姿が確認できます、N01編成。
公式のアナウンスでは、色味の異なる2編成が
就行するとありまして今回の出場では安寧、と
愛称が付く編成の様でございます。
もう1編成の方は秋頃にお目見えの予定だそう
ですから、そちらも楽しみになります。
吹田を出場したこの時点では蘇芳色一色の車体
に窓周りが黒、屋根が明灰白色となります、が
これもイメージ図だと側面は金色になり前面の
貫通扉などに唐草模様が描かれております。
という事はこの後、車体にラッピングが施され
安寧編成として完成を見る形となるのでしょう
から、試運転時の蘇芳色単色は非常にレアな姿
なのかもしれません。
そう考え撮影に参戦したのですが、往路の方は
お仕事の都合がつかず、復路のみ、しかもまた
現着はギリギリでございました。
練習電がケツ打ちなのはその様な理由からで
ございます…
今回の決めコマ。
狙った画角、切り位置でスッピンの安寧編成を
仕留めましたのがこちらのコマとなります。
前回記事のあい風521系試運転でも触れました
窓のシェードは、やはり大阪方の先頭車だけが
車内を隠す形になっております。
後ろ2両は全開ですから日焼け防止とは違うと
思いますし、あの下されたカーテンの向こうで
どんな秘め事が繰り広げられているのか、など
気になって仕方がありません。
工場スタッフさん達が乗り込んで不具合などの
有無を確認されていらっしゃるだけなのだ、と
思いますけどね。
今回の〆。
3発目は接近灯にギリギリ接触寸前で撮れた為
こちらを〆として採用致しました。
ダメかと思いましたが、辛うじて車体に余計な
ものが掛からずに撮れました。
この安寧編成、試運転の翌日に宮原(操)へ回送
されております。
そちらへも参戦したかったのですが、生憎と
自治会の次年度役員選出会議があり、司会役を
担っておりましたワタクシは涙ながらに不参戦
となりました…
恐らくは宮原でラッピングされてしまうのでは
と思われますので、スッピン安寧はこの撮影が
最初で最後になるのでしょう。
オマケ。
ヘッドマークの無い特急車両でございますから
試運転表示は側面から狙っておきました。
また、シェードが全開の窓からは車内の様子も
伺う事が出来ます。
車内は鹿の剥製(首だけ)が飾られたり、せんと
くんの生首が祀られていたり、といった奈良を
強調する様な設えは見えず、ごく一般的な特急
車両の様に見受けられます。
当たり前ですね。
今月は神戸、岡山、広島で展示される事が既に
発表されております安寧編成。
走る特急まほろばは新幹線客を取り込む事を
見越しているのでしょう。
そんな特急まほろばの新たなる門出を楽しみに
したいと思います。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!