ゲイムマンが過去に出場したクイズ番組の成績(TVチャンピオン等)【Qさま優勝への道 2】 | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

 

 

「『Qさま!!』に出場して、優勝して、人生を変える!」ことを目標に、いろいろ動いていこうという新企画、「Qさま優勝への道」。

 

 

前回は、まず出場するためのハードルの高さについて書きました。ライター、ブロガー、ゲームデザイナーとして、ある程度のヒット作・ヒット企画を出して、文化人枠で出場できないかと考えました。
今回は、すごく気が早いですが、もし出場が叶ったとして、その後にもう1つ待ち受けるハードルについて。

 

 

 

  クイズ番組、見るのと出るのとでは大違いだった

 

まあまず『Qさま』に出場すること自体が難関なのですが、仮に私のゲームかブログがヒットして、『Qさま』に出られるようになったとしても、今度はもう1つの問題が発生します。

1回や2回出演しただけでは、人生が変わるほどの知名度は得られないでしょう。インパクトを残すためにも、継続して出演できるようになるためにも、やっぱり優勝は必須条件といえます。
テレビで番組を見ているときは、「もし自分が出たら、優勝するか、悪くても優勝争いには絡むのになあ」と思うのですが、いざ出演したら、緊張で普段の力が発揮できないかもしれません。

 

実際、私は過去に2回クイズ番組に出演しています。先述の『TVチャンピオン』と、『ゲームWAVE』で行なわれたクイズ企画です。
『TVチャンピオン』では5人中5位、『ゲームWAVE』では4人中4位でした……。
クイズ番組の現場での緊張感は独特なものでした。視聴者のときとは全然違って、答えがすっと出てきません。

ただしこの2つの番組は、『Qさま』とは大きな違いがありました。

 

どちらも私がテレビゲーム関係のライターをやっている頃に出演していて、出題される問題は全てテレビゲームに関するもの。
地理・歴史を中心に、幅広いジャンルの問題が出題される『Qさま』とは全く異なるのです。

 

  『TVチャンピオン』で人生を変えられなかった理由

 

 

特に『TVチャンピオン』では、出演した2000年初頭時点での、最新のゲームに絡んだ問題が出題されました。最新作から問題が出ることは事前に伝えられていたので、私は問題に出そうなゲームソフトを数万円分買い込んでプレイしました。優勝すればそれ以上の賞金が得られるはずでしたから。

でも、2000年の最新ゲームとなると、1本クリアするにも数十時間を要する大作が多く、本番収録日までに到底終わりません(どの作品か忘れましたが、オープニングだけで40分かかるRPGもありました)。ネットで情報を得ようにも、今とは比べものにならないほど不正確で、ほとんど役に立ちません。

 

※ 余談ですが、私が最近ゲーム関連のライターをやっていない理由もこれで、有名どころのゲームに絞っても、全ての作品を語れるようになるまでプレイすることは不可能なのです。難しいアクションゲームは何時間やってもクリアできませんし。
メーテレの『キングコングのあるコトないコト』という番組に電話出演したとき(2013年)は、収録中に尋ねられたことに対して即座に解説する役割だったので、非常に苦労しました。

 

さらに運悪く、私が買ったゲームの中から出題された問題は、たった1問。しかも裏技に関するもので、事前にネットで調べたのに情報が得られなかったものでした。完全にお金と時間の無駄遣いでした。

 

テレビゲームに関するクイズにおいては、お金をかけずに最新のゲームに触れることができ、プレイ時間もある程度融通が利き、しかも自分が知らないゲームの情報を教えてくれる人が周りにいる、ゲーム専門誌の編集者が圧倒的に有利です。
事実、私が出場した「テレビゲーム王2000」でも、優勝したのはKADOKAWAのゲーム雑誌の編集者さんでした。

 

『TVチャンピオン』で優勝して、その後の人生が大きく変わった方々も多数いらっしゃいます。
まず何といっても、さかなクンさん。この番組で活躍していた頃から人気が高く、「魚通選手権」という地味なテーマの選手権が何度も行なわれたのも、さかなクンさんの人気があったからといえます。

ほかにもラーメン王の石神秀幸さんとか、大食い王のフードファイターの方々。
私の知り合いの芸人「Theかれー王」さんは、カレー王選手権で優勝したことでこの芸名に改名し、芸能活動とともにカレー専門店の経営も行なっています。

 

そういうチャンピオンが輩出されれば、その回の選手権自体の価値も上がるでしょう。
しかし私が出た「テレビゲーム王2000」のチャンピオンが所属していたゲーム雑誌は、何とオンエア直後に休刊となりました!
しかも彼は、ゲームと無関係の雑誌編集部に異動。翌年にもテレビゲーム王選手権は行なわれましたが、前年王者である彼は出場せず。結局「TVチャンピオン優勝者」という肩書を全く生かせませんでした。

 


▲KADOKAWA『GameWalker』2000年5月号。TVチャンピオンに編集者が出場したことが書かれていたが、同誌はこのわずか3ヶ月後に休刊した。

 

ちなみに、彼が出場しなかった2001年のテレビゲーム王選手権。私は問題作成に参加していて、2問ほど採用されました。

  • 「ものまね芸人の春一番さんが登場するゲームのタイトルは?」(答:『鈴木爆発』)
  • 「『サクラ大戦』の主題歌、『檄!帝国華撃団』を、ワンコーラス歌ってください」

 

当初は『アメリカ横断ウルトラクイズ』の「通せんぼクイズ」のように、規定の正解数に達した解答者が、私と1対1での早押しクイズに挑み、そこで勝てば勝ち抜けとなる、というプランもあったようです。
ウルトラクイズでは、初代チャンピオンの松尾清三さんが、この役を務めたことがあります。

あの松尾さんと同じ大役を任せようとしたり、問題作成スタッフとして呼んでくれたことから察するに、『TVチャンピオン』スタッフの皆さんは、前年の5人中5位という成績が私の実力を正しく反映していないと思ったのかもしれません。

 

くしくも、その後『ゲームWAVE』のクイズ企画に私が参加したとき、対戦相手の1人がその2001年のチャンピオンでした。
結果、『ゲームWAVE』の方でも彼が優勝し、私は最下位。コテンパンにやられました。
『TVチャンピオン』で通せんぼクイズが行なわれなくて、よかったです。

 

  過去に出られなかったクイズ番組

 

このほか、テレビゲームに関連しないクイズ番組に出場できそうなチャンスも2回ありましたが、いずれも実現しませんでした。

 

1回は2007年、NHK『クイズモンスター』。
芸能人をリーダーとする2チームの対抗戦形式で、チームのメンバーをリーダーがキャスティングできるというのが大きな特徴でした。

 

私が出られるかもしれなかったのは、八名信夫さんvs佐藤正宏さんの回。制作サイドの方々は多分「悪役商会vsWAHAHA本舗」を想定していたと思いますが、当時の悪役商会にはクイズが得意なメンバーがおらず、八名さんのチームメンバーは八名さんの知り合いの芸能人で構成されることに。

 

確か、菅井きんさんと、汀夏子さん(『霊感ヤマカン第六感』などクイズ番組出演経験が豊富)の出演は決まっていたのですが、スケジュールが合うかどうかわからない方が1人いて、もしその方が出られなかった場合、悪役商会に一応かかわりのある、私が出演する可能性がありました(いわゆる「(仮)カッコカリ」の状態)。

しかし結局、中島誠之助さんのスケジュールがOKになったため、私の方はバラシになりました。

 

余談ですが、この番組で八名さんと佐藤さんが直接対決する場面があり、そのとき出されたクイズのジャンルが「最新のカタカナ語の意味を答える」問題。
もうちょっと、出演者の年齢を考慮したジャンルの問題にしてほしかったと、今でも思います。
案の定、八名さんはいいところなく佐藤さんに敗れ、これがよっぽど悔しかったようで、以降現在に至るまで“クイズ番組出演NG”です。
(割と最近オファーしてくださった、BSフジの某番組には申し訳なかったです)

 

もう1回は2013年。フジテレビ『ソモサン・セッパ』のオーディションに参加しました。こちらはオーディション風景が、短時間ながらもオンエアされ、私も一瞬だけ映りました。

 

でも、このブログで過去に書いたことがありますが、オーディションの直後に番組がリニューアル。個人戦からチーム戦に変わるとともに、リニューアル前は解答者5人中、1人か2人は出ていた文化人(一般的にそれほど著名じゃなかった人も含む)がいなくなり、解答者が全員芸能人に。
おぎやはぎさんと眞鍋かをりさんの挑発合戦が展開されるような番組に変わってしまいました。

そのためオーディション自体が形骸化。申し訳程度に成績トップの1人だけが出演し、芸能人同士の丁々発止の中、場違いなところに迷い込んだような状態でテレビに映るというありさま。

『ソモサン・セッパ』はその後、このスタイルで放送時間が0時台から23時台に繰り上がりましたが、1クール(3ヶ月)で放送曜日が変わり、さらに1クール経ったところで終了しました。

 

※次回は、3月3日の『Qさま』を見て、出演者の方々と勝手に勝負してみた結果について書きます。

 

 

 

俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。

 

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