土佐の「おきゃく」ツアーを利用して、志国土佐時代の夜明けのものがたりに乗車してきました。
そして翌日には、8か月ぶりの「伊予灘ものがたり」への乗車です。
【1】「おきゃく」ツアーに参加
高知では、宴会のことを「おきゃく」と言います。
テーブルを囲んで、みんなでお酒を楽しむのです。
JR四国の観光列車「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は、3月1日と8日に、おきゃくツアーを開催しました。
★高知駅から土佐久礼までバス
★土佐久礼の久礼大正町市場でお芋の&観光
★土佐久礼駅から「夜明けのものがたり」乗車
★車内での特製料理の提供
★車内でのイベント開催
このような特別な旅行商品が販売されると知り、申し込みました。
【2】高知駅で見送り
3月1日(土)に、JALで高知龍馬空港着。
私は午後に列車に乗る「午後便」でしたが、「午前便」のおきゃくツアーの人が高知駅を発車するのを見送ることにしました。
入場券190円を買って、ホームへ。
行先表示は、珍しい「土佐久礼行き」になっています↑
お手振りして見送りです。
そして高知駅では、別のミッションが。
翌日3月2日の「伊予灘ものがたり」八幡浜編の席だけ取れないので、念のため高知駅の窓口でチェックしていただきました。
やはりダメでした。
キャンセル待ちをした話はこちら↓
途中、ローソンの上に「しんじょうくん」がいます。
台風の際は、しんじょうくんは避難します。
【4】久礼大正町市場
土佐久礼駅から徒歩5分ほど、人情味あふれたレトロな店が集まる市場に来ました。
海沿いの駐車場の前には、津波避難タワーがありました。
市場のパンフを、いつも土佐久礼駅でお手振りしてくれている方に、手渡していただきました。
お互い「あら?!」と驚きました(^^)
添乗員さんが引率して、市場に向かいます。
市場に到着しました。
土曜の12時過ぎということもあり、飲食店は盛況で満席に近い状態でした。
もともと帰りの列車では、食事が出ます。さらに、4日前に歯を2本抜いて、若干腫れた状態だったという事情もありますので、店の食事はあきらめ、地元の品を買うことに。
買ったのは2つ。
1つは「いも天」。
もう1つは「タナカのツマミ」です。
以前にも買ったことがあって、酒のつまみに良いんです。
この市場の方々は、客との距離が近いです。コミュニケーション好きの人にとっては楽しいでしょう。
もともと大正市場は、大正時代に火災があって町の広い範囲が焼けた際に、天皇から復興資金をいただいたことから名づけられました。
関係は聞いていませんが、近くに昭和通り・平成通りもあるんです。
【5】土佐久礼駅
徒歩5分ほどで、土佐久礼駅に着きました。
土佐久礼駅では、今日も販売がありました。
美味しそうだったので、鰹の角煮を購入。
帰宅していただきましたが、美味しかったです。
結果、土佐久礼で3品購入したことになります。
面白かったのは、「カツオの一本釣り体験」です。
釣り竿で、カツオの人形を釣り上げる遊びです。
私はUFOキャッチャーで、年間60万円も使ったことがありますから、こういうの慣れているのですが、輪っかを引っかけるのに苦労しました。面白い体験ですね。
夜明けのものがたりは、土佐久礼駅を発車します。
列車の横の表示は、土佐の「おきゃく」となっていました。
「開花の抄」より、レアで良いですねぇ。
【6】夜明けのものがたり・テーブル配置
「志国土佐時代の夜明けのものがたり・開花の抄」に乗りました。
今回は、宴席を楽しむ「おきゃく」ですから、配置が異なっています。
海側を向いた配置でなく、全席他の客の方を向いた配置なのです。
普段の白い車両2号車「Sorafune」は、景色が見やすい海や山に向けた座席です。
普段の配置↑
今回の配置↓
今回の「おきゃく」ツアーでは、
向かい合う座席配置に変わりました。
何度も乗っている者としては、斬新です。
落ち着いて景色を見るより、共に話をして楽しむ配置になったのです。
1人参加の人も多かったですが、楽しく乗ることができました。
(1号車クロフネは、こちら↑2020年撮影。当時はアクリル板が設置)
【7】食事
今回は乗客全員が食事付きです。
六角形のフタを取ると、
ドンっ!
普段より重くてボリュームある料理が並んでいました。
おしながきは、このようになっています。
普段とは違って、更に豪華に感じます。
食後には、ホットコーヒーとゼリーが出されました。
全員食事付きなので、アテンダントさんは食事の有無を確認する必要がないです。
おきゃくツアーの話の続きは、また次回へ。
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