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余部橋梁

2025-03-04 06:25:43 | その他旅行き
餘部駅を降りるとまた雪がすごくなっていた。
降りる直前の車窓からは降っているように見えなかったので、今降り出したのだろう。
傘の準備ができておらず、思わず目の前の待合室に逃げ込んだ。
お陰で乗ってきた列車の去り行く姿をダイレクトに撮ることができなかった。





現在の余部橋梁はコンクリート製。
建て替えられる前の橋は鉄橋でその一部が現在も残され、空の駅という展望施設になっている。
地上とは余部クリスタルタワーというエレベーターが結び、楽に昇ってこれる。
そこからすぐのところに道の駅があり、車で来たと思われる観光客がポツポツとエレベーターで上ってきて展望を楽しんでいた。





この後特急「はまかぜ」が「はなあかり」を連結して通過する。
その待ち時間で空の駅からの眺めを撮影。
通路は雪が積もり新雪の上を歩く感触を久しぶりに思い出した。
雪が凍っていて滑ったら嫌だなあと思い、靴底の凸凹した登山靴を履いてきたが、ハイカットなので深い雪でも履き口から雪が入り込まない。
そうした意味でも登山靴にして正解だった。





「はまかぜ」通過後、クリスタルタワーで地上に降りた。
橋の真下には公園があり、鉄橋の橋脚が一部残されている。
現役の時は錆びてしまわないようしっかり保守されていたそうだが、モニュメントとなった今は鋼材の表面に錆びが浮いていた。
錆びた構造物は好きだが、このまま朽ちていくのかと思うと寂しい。







そこから日本海の海岸まではすぐだ。
雪が溶けかけてぐちゃぐちゃの道路を横断し海へと歩く。
寒波が来て冬型の気圧配置であるはずなのに、思ったほど日本海は荒れていなかった。
堤防から顔を出すと風が吹きつけてくるが、強風とまではいかない。
しばし海を眺めた後、道の駅で冷えた体を暖めることにした。





道の駅の駐車場には数台車が止まっていた。
雪道をほとんど走ったことのない身としては、雪の降る地に車で遊びに来れる人を尊敬してしまう。
道の駅の建物に入ると、まず余部橋梁の歴史を紹介するエリアが迎えてくれる。
その横に売店があり土産物を見てみると、鉄橋の鋼材を使用した文鎮なんてものがあって興味を引いたが、書道する訳でなく使い道が無いので眺めるだけで済ませた。
その奥にある食堂でコーヒーを飲んで一息つき、再び余部橋梁へと戻る。





今度はエレベーターを使わず遊歩道を歩いて上ってみることに。
途中、山の斜面からは真ん中辺りの高さの橋脚部が間近に観察できた。
駅のホームと反対側の山には展望台がある。
余部橋梁を走る列車を撮れる撮影スポットだ。
余部橋梁の紹介写真で見たことのある景色だった。
ちょうど香住の方へ行く列車がやってくるので、同じ構図とならないよう少し下った位置で待ち撮影した。





展望台から橋の下をくぐり、餘部駅のホームへ行ける。
その辺りは今回の旅で一番雪が深かった。
斜面の切株の上に積もった雪の厚さは20~30cmくらいだろうか。
山陰地方ではあるが、ここはそれほど雪深いところのイメージではない。
それなのにこれだけ雪のある時に来れて面白かったな。
途中、集落に降りる道を分け、ホームへの最後の坂道を上った。



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