211系2連4編成が、JR貨物の西浜松駅に入線したそうだ。
本来なら、西浜松駅横の解体場へと向かうはずだが、わざわざ貨物駅に入線したことから、新天地があると見られる。
2両編成の中古電車を欲しがる私鉄は、上信電鉄、上毛電気鉄道、秩父鉄道、富士急行、流鉄くらいだろうか。
予想に過ぎないが、この中で最も現実的なのは流鉄なのではないか。キーとなるのは4編成が西浜松駅に入場したということだ。流鉄5000形は現在5編成が活躍しているが、稼働数は2本であるため、現時点で3編成の予備車がいる。この予備車を1編成減らして2編成とすれば、必要とする編成数は4となり、今回西浜松駅に入線した数と一致する。
上信電鉄にも流鉄5000形と同様の元西武101系が存在するが、元JR107系が現役バリバリであるため、211系を導入しても言うほど省エネ化は進まない。
上毛電気鉄道が欲しがっているのは、18m級の2両編成であるため、20m級の211系を欲しがるはずがない。上毛電気鉄道では現在、元東京メトロ03系の導入が進んでいる。
秩父鉄道に関しては、特に2両編成にこだわる理由がないほか、20m級でも4ドアを欲しがるはずだ。20m級3ドアをわざわざ入れるとは考えにくい。
富士急行にはもうすぐ、鶴見線を追い出された205系が導入される見込みであり、211系の席はない。
流鉄5000形は、211系と同様の20m級3ドアであり、ドア位置は異なるものの、スペックが大きく変わることはない。他に候補となる鉄道会社もあるのかもしれないが、少なくとも私が挙げた中では流鉄が最有力候補であることは間違いない。
211系
流鉄5000形