久しぶりに入線の鉄道コレクション
ということで、緑歌舞伎のTQ12編成、赤帯3両のTQ03編成と製品化されて好評だった養老鉄道7700系の続編です。
3両編成のCセットは東急時代の面影を色濃く残す赤歌舞伎!
地味に東急時代の歌舞伎塗装がキット以外の形態で出るのも初めてで、待望だった方も多いことでしょう。
ということで、何時も通りレビュー的なものです。
パッケージ
何時も通りの鉄コレの箱です。
メーカーデフォの製品名は赤歌舞伎等の表記は無く電算記号のみ
パッケージ上下面と
左右面
赤色の歌舞伎自体は伊豆急8000系のイベント塗装で出たものの、そちらは実車に則して側面の赤帯は無し
今回はちゃんと側面の赤帯アリなので興奮しますねw
裏面は実車説明とアンテナの取付方法
箱を開けてみまして内容物
残念ながらステッカーは無し…サイクルトレインとか、7700系の向けのステッカーは地味に何処からも出てない気がするので困る奴です。
ブリスターに違和感を覚えたので眺めてみたところ、クーラーキセの形状に沿った形で変更が加えられていました。
鉄コレもシャレじゃない値段になっているので、輸送中に暴れないように…って配慮でしょうか?
台車枠とアンテナ
台車枠はしっかりとTS-832台車です…この作り分け、今だとやってくれないでしょうね。
ということで、車両を見ていきます。
大垣方先頭車のク7914号車…東急時代は五反田・多摩川方先頭車の1号車クハ7914号車です。
前面
試作品の時に絶望的な塗りで不安視されましたが、製品は寧ろキレイな部類だったので一安心です。
スカートの設置を除けば東急時代の面影を色濃く残す姿
ライト台座はステンレス製のものをちゃんと表現しています。
貫通扉のワイパーが黒色で「あれ?もしや」と思って調べたところ、これは養老鉄道譲渡後の形態に忠実なようです。
が、養老鉄道では基本的に上げ状態らしい渡り板は東急時代そのままの下げ状態
個人的には元に戻すことも意図して買っているので助かりますが、昔の京急1000形→琴電1080形辺りではその辺りの差異もしっかり再現していたので…というところもあります。
側面
前述の通り、しっかりと側面に赤帯が巻かれている正調な歌舞伎塗装スタイル
足回りは事業者限定版からお馴染みの7700系向けに新調されたものを使っているので、比較的正確です。
歌舞伎編成ならではの方向幕や、ワンマン化改造後に設置された車外スピーカーは印刷で表現
ここまでは先行する製品と一緒なのですが、更に今までスルーされていた車側灯も印刷で表現されており好印象です(笑)
東急マークの跡も再現されており、戻したい場合はここにステッカーなりインレタを…(以下略
側面の赤帯も場所によって乱れはあるものの、鉄コレにしてはキレイだと思います。
妻面側から
座席モケットに合わせて車内は緑色です。
屋根周り
クーラーキセの大きさは仕様なので諦めて、トレジャータウンの良い奴に交換推奨です。
検査出場後のグレー色ではなく、まだ東急時代のように白く塗られていた頃の姿です。
こちらに関しては登場時をプロトタイプに、ということなんでしょう
中間車のモ7814号車、東急時代の2号車デハ7814号車です。
実車が上手いこと3両編成で残ってくれましたので、模型ではそのまま戻せそうでありがたいですw
側面印刷の仕様は先頭車と同様、足回りも7700系の良い音が聴こえて来そうな出来でグッド(笑)
逆側から
養老鉄道譲渡後の中間車はクロスシートが設置されているものの、そちらに関してはお察しの通り未再現
動けるようにする時は、ここに動力車を入れてあげれば解消します(笑)
屋根周り
基本的な配置はそのままなものの、シングルアームパンタグラフへと交換された姿
取付穴は何時も通りなので、PT44Sを買って来れば簡単に復元は出来ます。
養老鉄道として楽しむ場合はTOMIX製品のPT7169-Aが指定されています。
揖斐・桑名方先頭車のモ7714号車、東急時代は蒲田方先頭車の3号車デハ7714号車です。
前面
こちらもク7914号車同様に、印刷の質は良好で一安心
東急7000系時点での製造時期の関係で、こちらはFRP製のライト台座を採用
ここはしっかりと作り分けてくれたので一安心でした(笑)
実車では異なる姿を同時に並べて~ってことは出来ないものの、簡単に出来てしまうのは模型ならではの楽しさ
逆にこの差異を忠実にやっていますので、東急時代に戻すとしても7914Fにしかなりませんのでご注意を
側面
ややハズレ個体だったのか、ドアの内部に色が回ってないような…反射だと思っておきましょうか(笑)
妻面側
それ以外の塗装は問題なさそうです。
屋根周り
こちらも中間車のモ7814号車と同様にシングルアーム化されたパンタグラフが特徴的です。
ということで、鉄道コレクション 養老鉄道7700系TQ14編成(赤歌舞伎) 3両セットC のレビュー的なものを書いてみる でした!
お値段は大分上がってしまったものの、塗ろうとすると面倒な歌舞伎塗装を製品化してくれたのは感謝したいところであります。
養老鉄道として楽しむもよし、大きく姿が変わっていないところを活かして東急時代に…というのも乙だと思います。
私も両方やることを見越して事実上の特定ナンバーモデルなのに2編成購入してしまいました(笑)
養老鉄道7700系の製品化は一通り済んだと思いますが、既に消滅している会社&形態も含めて東急7000系譲渡車の製品化は今後も期待したいものであります。