「父ちゃん。今回の『母ちゃん検定』の解答締切時間となったが、みなさんからの解答結果の集計はまとまったかえ?」
「まとまってるよ」
「ならばよし。さっそく答え合わせをしよう❗️」
「かしこまりました」
「今回は以下の問題を出題していましたよう♪」
問題
「以下の動画を視聴してこの車両基地の名称と鉄道会社名この記事の最後に挙げる解答例に従って答えよ❗️」
「まず出題動画ですが、撮影したのは2021年12月でした。国鉄→JR→第3セクター鉄道へと変遷した路線の列車の車窓風景です」
「こちらは出題動画から切り取った写真です。走行中の列車からの動画を切り取った画像なので鮮明ではありませんが、写っているのは東京近郊の総武線快速•横須賀線で活躍していたE217系に組み込まれていた2階建グリーン車、その向こうには全車2階建編成で主に東京口の東海道本線で湘南ライナーや中央本線でホリデー快速列車として使用されていたE215系が留置されています。これらは解答となる車両基地とともに国鉄時代からある工場で解体される運命にあります」
「昭和50年(1975年)にデビューしたこの車両が集中的に新製配置された車両基地です。なお、当時の組織名は現在とは異なります。現在の組織名でお答えください」
「その車両がこの車両基地に集中的に新製配置された理由がありました。その理由とはこの車両基地が受け持つ優等列車の車両には特殊な装備が必要とされていたからです。それは路線の途中に国鉄•JR時代をして全国の国鉄〜JR路線では全国一の急勾配であった碓氷峠を長編成で通過できるようにこの峠が介在する群馬県の横川駅と長野県の軽井沢駅との間でEF63形電気機関車を峠の麓側に連結して機関車側で電車の動力も一括して制御する協調運転方式と車両の台枠や連結器の強化が施されていたからなのです。協調運転ができない一般の車両は最大8両編成に抑えられることから輸送力強化のためにこの方式が開発されてそのための車両の多くがここに配置されることになりました。一部の北陸直通の特急列車に使用されていた車両は石川県の金沢運転所に配置されていました。車両の妻面に取り付けられている銘板が国鉄からJR東日本に取り替えられているので、この車両が所属する車両基地はJR東日本だということがわかります」
「第2ヒントはこちらの駅で撮影しました。こちらの駅は以前はこの街の象徴でもある有名な寺社を摸したような重厚な仏閣型駅舎でしたが、耐震性の問題やこの駅がある県での冬季五輪開催とそれに合わせるかのようにある路線が開業したことにより建て替えられました。写真の駅舎はさらに改築が行われた現在の姿です」
「この写真の奥へ進んだところに解答となる車両基地があります。なお最寄駅はこの駅ではなく、隣の駅になります。この2枚の写真を撮影した駅はJR東日本長野駅でした」
第3ヒント
「第3ヒントは以下の動画からご覧ください」
「電車だけではなく、非電化路線を走る車両も受け持っているため、気動車(ディーゼルカー)も所属しています」
「この写真の車両は出題動画の車両基地とは別の車両基地での撮影ですが、朝の下り特急列車と夜の上り列車としてヒント写真の駅に姿を見せます。またこの車両が所属する車両基地は解答となる出題動画の車両基地と同じ都道府県内にあり、この車両は全体検査(台車や部品と車体を分離させて検査する重要な検査)などでは解答となる車両基地内の工場に入場します。この写真は長野県の松本駅での撮影です。車両は中央本線の特急「あずさ」「かいじ」などで活躍するE353系です。松本駅に隣接するJR東日本松本車両センターに配置されていますが、検査などでは解答となる車両基地に併設されている工場にやってきます」