…そうして書くことが、これからのヒントになる。
山の中から飛び出てくるところを迎撃。
自然との調和も、またこのモノレールの魅力。
ボックスシートに揺られて、また短い旅。
日常と非日常が絶妙に入り混じる、不思議な時間。
…と、凝った駅名標に気づき、不意に片瀬山駅で途中下車。
今回は、受験企画で「勝たせ山」となった特別仕様になっていた。
近年の湘南モノレールは、限られた原資の中でさまざま工夫を凝らした施策を展開している。
この片瀬山駅の大船方、74‰の最急勾配を駆け上がってくるところを迎撃。
阪神電鉄ジェットカー並みの加減速度も相俟って、速度以上のスリルを感じる。
ギリギリまで引きつけてはみたけど、結構ビビりながら撮ってますw
そして、再び湘南江の島からの列車を迎撃。
この日は時間が取れなかったが、どこかで沿線にも繰り出してみたい。
続けて降りたのは、湘南深沢駅で…
今回初めて行ってみたのは、車両基地!
事業用車の並びや…
検修庫内にいる車両を眺めつつ…
対面したのは、500形551号車のカットモデル。
2016年の引退時まで、最後まで残っていた車両であり…
三菱重工で保存されていた400形401号車が解体された現在では、唯一の保存個体である。
前面貫通扉内の行先サボは、時々変更されているらしい。
短い時間だが、久しぶりの再会を果たせたのは嬉しいことであった。
その対面を終えて、湘南深沢駅に戻ろうとした時のこと。
むっ、大船工場?!
すっかり更地化されて久しい、JR東日本大船工場跡地。
最後の方は鎌倉総合車両所、鎌倉総合車両センターと改称・変遷したが、ともかくも閉鎖されてから
来年ではや20年を迎えるにあたり、既に過去の名称とばかり思っていた。
しかし、モノレール下を走る京急バスのバス停名には、まだ大船工場の名前が残されている。
最初に鎌倉総合車両所に改称されたのが2000年7月のことだから、既に四半世紀近くそのまま。
これまで機会はいくらでもあったはずで、どれだけ放っていれば気が済むのだろう?
まぁそのことが、かつて鉄道の街のひとつとして存在していた深沢地域の記憶を残しているが。
まだまだ、沿線は歩き足りない。
しかし、タイムリミットは迫り始めた。
12:19。
5601Fが大船駅に着いたところで、2時間足らずの湘南モノレールの旅を終えた。
しかし、この積み重ねが今年に入ってさまざまな恩恵をもたらし始めている。
記録とともにここまであちこちに残したヒントをもとに、さらに深みを増す闘いに挑んでいく。