2025年1月にプライベートで鹿児島、福岡を訪問しました。
予定の合間に思い出の場所や、心残りの場所に行ってまいりました。
鹿児島から到着した翌日は終日フリーでしたので、夕方の東京へのフライトまでの間、これまた福岡在住中には一度も行かなかった場所に行くことにしました。
そして博多から鹿児島本線各駅停車に飛び乗り、基山駅にやってきました。福岡県から熊本県に南下する鹿児島本線ながら、曲がりくねる県境の影響で佐賀県にも駅が存在し、その一つが基山駅です。
乗ってきたのは811系電車。私が小学生の頃にデビューした電車です。幾度ものリニューアルを重ねて現在も現役。私大好きでした、この列車。登場当時は快速列車のみに投入され、転換クロスシートが特急料金なしで満喫できたので、盆と正月が一気にやってきたような列車でしたねw。リニューアル車とはいえ、白を基調とした前面は登場当時を彷彿とさせます。
佐賀県三養基(みやき)郡基山町にある、基山駅。両側の駅は名前から想像できる通り、民営化後に開設された駅。けやき台が1990年、弥生が丘(やよいがおか)が2001年ということです。福岡市近郊エリアが拡大してきた象徴とも言えます。
基山駅跨線橋から北側(けやき台方面)を望む。ゆるやかに西に弧を描く構内です。特急街道と言われる博多〜鳥栖間は撮影者も多いようで、ホームにも1名ベタ付きで特急撮影をここ見ている方がおられました。
基山駅駅舎。駅前ロータリーから撮影しました。1988年に橋上化した当時の様子を残しているようです。
橋上駅舎のコンコース部分に、基山町ふるさと大使に指名されている、お笑いコンビ、どぶろっく の立て看板が!彼ら2人とも基山町出身だそうです。そいえば、佐賀のテレビ局で、かる~く卑猥な名前の番組をやっていた記憶が蘇りました。どこでみたんだっけ?2人ともほぼ同世代なので妙な親近感が湧きます。
そして、駅のタクシー乗り場付近に、顔ハメ看板が!
キングダムの作者、原泰久氏も基山町出身だそうです。これには軽く驚きました。
基山を「きやま」と発音すると小学生に愛読していた時刻表から叩き込まれておりましたが、現地に存在する山の名前は「きざん」なのですね。。。 日本語あるあるですが、地名と駅名が微妙に異なることを地元の人に指摘されるなど、注意して情報を見るようにと自省させられるシーンです。なお、この「きざん」には飛鳥時代に築城された山城があるようです。太宰府防衛のためとのことでしたので、当時の太宰府の重要性を再認識させます。
構内跨線橋から南側(弥生が丘、鳥栖方面)を望む。左下に見えるホームが甘木鉄道専用ホームです。国鉄時代は博多発着の甘木線乗り入れ列車もあったのですが、現在は基山駅北側の分岐は撤去され、終端駅となっています。
JR基山駅から甘木鉄道の基山駅は改札こそ別れていますが、国鉄時代同じ構内だったことから、跨線橋一つで接続。ただし、甘木鉄道基山駅にはエレベータ、エスカレータは設置されていません。ちなみにこの跨線橋で甘木鉄道の奥は国道3号線を超えるため、大変長く、寒風吹きすさぶ天気でしたので、寂しさもひとしおでした。
さあ、いよいよ甘木鉄道に乗車です。
本日は以上です。
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