青森 ('03.11.8)
次は棟方志功記念館へ行こう。
バスは1時55分に、……本日運休かあ。
その次は2時10分。このうえ20分以上待つのも何だし、別のバスで手前の「堤橋」に行って、そこから歩くという手もあるが、それだとかえって着くのが遅くなりそうだし、どうしよう?
……と迷っているうちに20分以上経過し、バスが来てしまった。
素直に乗って、2時26分着。車内は混んでたので座れず。
(ゲーム路銀 \3,360-\190=\3,170)
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赤く染まった庭園の、脇を通って記念館へ。
入館料\300。
昨日アスパムで手に入れた「観光手形」を受付で見せたら、絵ハガキを1枚いただいた。
棟方志功記念館は、板画家・棟方志功(棟方氏は「版画」ではなく「板画」と表記した)の文化勲章受賞(1970年=昭和45年)を記念して建てられた。
1975年(昭和50年)に開館したが、残念ながら棟方氏本人は、その2ヶ月前に亡くなっている。
鉄筋コンクリートだが、校倉(あぜくら)造りを模している。
棟方氏本人の意向により、展示室は2部屋のみ。
年4回の展示替えで、所蔵作品を順次公開している。
サンパウロ・ビエンナーレで版画部門最高賞を受賞した『釈迦十大弟子』、ベネチア・ビエンナーレで国際版画大賞を受賞した『柳緑花紅頌』などが展示されていた。
私も棟方氏の意図に沿って、ひとつひとつの板画をゆっくりと、時間をかけて、時々いすに腰掛けながら鑑賞する。
というか、足が疲れていたので、ゆっくり鑑賞せざるを得ない。
棟方志功の板画や倭画(やまとえ)といえば、強烈な個性があるというイメージがあり、事実そのとおりなのだが、こうして複数の作品を見ていくと、その“棟方らしさ”が底流にありながらも、また作品ひとつひとつが、それぞれ違った個性を持っているように思える。
『般若心経板画柵』はユーモラスで親しみやすいし、『釈迦十大弟子』は、やはりユーモラスながらも威厳が感じられる。
『鷺畷(さぎなわて)の柵』には、エッシャーに通じる光と影の対比がある。
『空海妃図』の顔は、おとなしくて柔和。
結局、3時半を少し回る頃まで、1時間ほど滞在した。
※棟方志功記念館は、2024年(令和6年)3月に閉館しました。
所蔵作品・資料は、青森県立美術館に移されました。県立美術館にはもともと棟方志功展示室がありましたが、棟方志功記念館から送られた作品を展示するにあたり、このスペースが拡張されています。
※この回を再掲するにあたって調べてみたら、楽天市場には画廊も数多く出展していて、棟方志功の作品(複製画含む)もけっこう出ているんですね。
通りかかった「平和公園」という所の紅葉が鮮やかだったので撮影。
棟方志功の画に基づいて作られた、「天宇受売命(あめのうずめのみこと)之像」。
地元では「シェーをしている銅像」として有名らしい。
顔が小池栄子さんに似ているような気がする。
※この銅像について、当時私がレギュラー出演していたCSの情報番組『エンタdeパンチ』で紹介したことがあります。
(つくばテレビ「エンタ!371」で放送。エンタ!371は現在の「エンタ!959」だが、放送される番組の内容は、現在の「アイドル専門チャンネルPigoo」に近い)
同番組のMCを務めたアイドルの方々の所属事務所が、当時小池さんが所属していたサンズの系列会社・イエローキャブでした。
オンエアではなぜか、銅像の顔以外の部分にモザイクがかかっていました。
この公園は、もと東北本線の浦町という駅があった場所だそうだ。
青森観光コンベンション協会(青森市) JR東日本 青森県観光情報サイト
俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。
当ブログ内で、ゲームブック風アドベンチャーゲーム『香川県からの脱出』を公開しています。
※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。
- 北海道(日本縦断紀行第1回~第23回)
- 青森、岩手(日本縦断紀行第23回~)
- 京都(日本縦断紀行第234回~)
- ゲームヒット祈願の旅:関西、岡山
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- ゲームブック風アドベンチャーゲーム【脱出ゲーム 香川県からの脱出】
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