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京成押上線 四ツ木〜青砥間の下り線を仮線に切り替え 上 - 四ツ木〜京成立石

2025.02.25

京成電鉄では、押上線四ツ木〜京成立石〜青砥で実施している連続立体交差事業において、下り線の仮線への切り替えを実施した。切り替えは2024年11月29日の終電後〜翌30日未明に実施され、同日の始発より仮線の使用を開始している。遅ればせながら、仮線切り替え後の様子を見に行ってきたので写真を中心にレポートしよう。上編では、四ツ木駅から京成立石駅手前までの様子をお届けする。

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京成押上線 連続立体交差事業

▲事業区間の概要。高架化により、全部で11ヵ所の踏切が除去される予定である(事業パンフレットより抜粋。ピンク色で示してある踏切の位置は筆者が描き加えたもので、付されている数字は踏切の番号を表す。例:四ツ木1=四ツ木第1号踏切)
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲仮線区間は四ツ木駅を出たところからスタート。旧下り線のさらに山側に設置された仮線はここから青砥駅の手前まで、高架化を予定している区間全てが一気に切り替わっている
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲11月末より使用開始された下り仮線。今のところ工事用の柵に囲まれて見通しが悪く、単線軌道のような雰囲気(四ツ木第1号踏切から青砥方を見たところ)
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲四ツ木第2号踏切。線路が3本あるうちの一番手前が下り仮線。交差するのは都道308号平和橋通りで、緊急輸送道路(第2次)にも指定されている幹線道路である。踏切は奥戸街道入口交差点に近接し、踏切信号を用いた複雑な交通整理が行われている。なお、踏切の横断距離が延びたことより、写真に写る京成タウンバス四ツ木線は経路の変更を余儀なくされた
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲四ツ木第2号踏切から押上方を見る。旧下り線はすでに撤去が始まっており、部分的にレールが剥がされている。今後、旧下り線の跡地に仮上り線を敷設する予定
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲四ツ木第3号踏切。下り仮線により踏切の横断距離が延びたため、そのことを示す注意書きの設置や踏切部分のカラー舗装化、警備員の配置など、しつこいくらいの安全対策が行われている
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲四ツ木第4号踏切より青砥方を見たところ
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲四ツ木第6号踏切より青砥方を見る。下り仮線は小さなS字カーブを描いて京成立石駅の仮設下りホームに至る。なお、同駅は仮線化に伴い一時的に島式ホームになる予定
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲四ツ木第7号踏切より押上方を見たところ
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京成押上線 四ツ木〜京成立石
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▲四ツ木第8号踏切から見た京成立石駅。旧下りホームの撤去が進んでいるほか、部分的に高架橋の柱が立ち上がっている

(つづく)

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