番外 熊本市を走る新たな路面電車で九州一の長さも誇ります、今回初撮影、熊本市交通局2400形電車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 当ブログでは、前回以下の記事におきまして、2月22日で運行を終了しました、熊本市交通局(熊本市電)の5000形電車5014号のこれまで、及び2月22日最終日リポートの模様を皆様にご紹介しておりました。

 
 熊本市電の5000形電車5014号は、数年間の休車の上、平成29年に運行を復活しまして、A系統であります健軍町~熊本駅前~田崎橋間、B系統であります健軍町~辛島町~上熊本間で運行されておりましたが、老朽化によりまして次回の車検に必要な交換部品がない事などを理由に運行終了・引退と言う事になったものであります。
 
 私自身も、平成29年の復活時以降何度か乗車歴もあったこの電車でもありましたが、一度休車前の時点からしますときれいな姿を保っていた電車でもあった訳ですが、それでも68歳と言う事で、復活時にもわざわざ新たな部品を作ってまで運行にこぎつけていたほどでもあったこの電車も限界の域に達していた事は否めなかったのではないかと思っております。
 
 それでも、残念ながら私自身は出向いておりませんが、上の画像・以下画像にもありますように、多くの方々が撮影や乗車に訪れてもいた訳ですので、それだけこの電車の引退の惜しさが感じさせられる所ではなかったかと思っておりますが、とにかくこの電車に対しまして労をねぎらいつつ、改めましてお疲れさんと言いたいと思います。
 
 (上の画像・以下画像は最終日超特急スーパーひのくにさん撮影・画像提供)

 

 

 さて、5000形電車が引退した一方で、昨年運行を始めております電車があります。それが今回ご紹介します2400形電車であります。今回は、今回訪問時に乗車には至っておりませんが、撮影する事はできておりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今回運行を開始しました2400形電車の導入の経緯は、既存車両の老朽化や、低床車両であります9700形電車の相次ぐ故障、0800形電車の輸送力不足、将来的な乗務員不足の対応などの問題点が見られていた事から、それを改善するべく導入されておりますのが2400形電車であります。

 

 この電車では、3車体で1両として構成されてもいまして、全長も21.35メートルとこれまでの電車の中では最も長いのも特徴でもありますし、九州の路面電車の中でも最長であるのも特徴でもあります。また、定員も112名と言う事で、0800形電車よりも約1.5倍の定員を誇る電車でもあります。

 

 

 今回訪問時では、2402号の運行シーンを収めておりました。画像は辛島町電停~花畑町電停間で収めておりましたB系統健軍町行きでありますが、この時は早朝と言う事もありまして乗客もあまりいらっしゃいませんでした。

 

 それにしても、この画像が2400形電車初撮影画像ではありましたが、ニュースやネットででこの電車の運行を開始した情報は聞いておりましたが、いざ見てみましても正直長いなと言う事を実感したほどでした。先述のように、全長が約21メートルと言う事ですので、よりそう感じさせられる所ではありましょうか。

 

 

 こちらの画像は、桜町バスターミナルに近い、辛島町~慶徳校前間のカーブで、A系統の健軍町行きを収めたものであります。上の画像の撮影が早朝でもありましてまだ暗い時でもありましたが、この時になりますと明るくなっておりましたので、より収めやすくはなっておりましたが、行先表示もフルカラーLEDで表示されているなど、既存の車両とともに視認性の向上が見られている事がわかるのではないでしょうか。

 

 2402号は、辛島町~慶徳校前間のカーブをゆっくりとした速度で曲がって行きます。やはり、全長約21メートルとは言いましても、3車体で構成されている事もありまして、カーブも曲がる事ができている事もわかるのではないかとも思いますし、こういったカーブの対応がなされている事には間違いないでしょうか。

 

 

 こちらは中間車C号であります。行先表示器はC号に設けられている事がお分かりいただけるのではないかと思いますが、恐らくは行先(健軍町行き)に加えまして、途中経由地も表示されているようでありますが、今後再訪問時拝見する事ができましたら改めてご紹介したいと思います。

 

 

 今回は、熊本市電に導入されております最新型電車2400形電車に関しましてご紹介しましたが、冒頭の5000形電車が引退した一方で、このように新たな電車が導入・運行されている事がお分かりいただけるのではないかと思います。やはり、このほど2両が廃車されました初の低床電車の9700形電車自体も低床電車としての姿が出ていた事には間違いないようではありますが、故障が相次いでいた事で既存車両より早く置き換えないといけなかった事を思いますと、今度の2400形電車は正直長く活躍を願っている事には間違いないとは思いますので、とにかくこれからも熊本市民や観光客の足として活躍してくれる事を願いたい所ではあります。