″立春″から″春分″の間に初めて、8m/s以上の風速がある風が南から吹き、前日より気温が上がると、それは春一番と呼ばれます。
8m/sってどれぐらいの速度かと言うと、1秒間に8m進むスピードで、時速に直すと28.8km/hとなります。
立春も春分も地球から見て立春点及び春分点を 、太陽が通過する瞬間のある日付に発生する天文現象です。
地球の地軸の傾きから、太陽の高度が変わるので、北半球では地表の温度が上がり始め、南半球では下がり始めます。




これによって偏西風の流れが変異して、少しずつ気温が上がるのですが、その変化の課程で発生するのが春一番です。
さて春一番、この呼称には上述の通り規程があって、もし立春から春分の間に強風が来なかった場合、その後この期間から外れた初めて強風に対して、春一番とは呼ぶことはできません。
春一番は、気象が移り変わる際に発生する、空気の津波とも言えます。
山陰地方では先日の春の嵐で、厳しい冷え込みから一転して3月下旬並みの暖かさになった所もあったようですが。




それは局地的なもので、中国地方全体では気温の上昇は認められず、春一番の宣言にはなりませんでした。
中国地方の春一番の定義は、立春から春分の間に日本海で低気圧が発達し、最大風速10m/s以上の南寄りの風が初めて吹いて、気温が高くなった場合だとしています。
中国地方では8m/sではなく10m/sとしていますが、先日の春の嵐では11~14m/sの強風が吹いていて、台風接近中レベルではあったものの、気温が上がらず相変わらずの極寒地獄が続きました。
それどころか冬型の気圧配置に変わり、県北や山陰ではまだ雪の降る所があるとの予想も。




風が吹かなければ、暖かく感じる広島市内ですが、こう言った事情で南からの暖かい強風が吹いても、春一番と認められずに、吹かなかったとされる年もあります。
春一番••••••,吹かないなら吹かなくていいから、もう雪はいらないので、早く暖かくなって下さい。
さて、そんな立春も過ぎてからの積雪ですが、これがね″なごり雪″とならないところが、何とも腹立たしかったりするのですが。
昨日のRedWingの記事でも記しましたけれど、風が無ければ陽の射す場所で上着が無くても、暖かさを感じられる日中です。




朝は相変わらずの極寒地獄ですが、夕方も日没前から厳しい冬を押し付けてくる、脅迫的な寒さで、今度の月曜日まで最高気温は8~6℃の一ケタなようです。
さて今日の写真ですが、前半5枚は市内線 紙屋町~原爆ドーム間付近にて、ぐりーんらいなー 3704号、単コロ 807号、紙屋町西電停で並ぶSanfrecce 5108号と単コロ 804号、そして雪被る植え込みとSanfrecce 5108号。
続いては宮島線で、ぐりーんらいなー 3901号、雪を被った橙の木と離合するぐりーんらいなー3901号 3801号、そしてぐりーんらいなー 3801号の後追いと、接近して来るぐりーんらいなー 3705号。
少し高須駅付近まで移動して、後追い写真のぐりーんらいなー 3705号、GREENMOVER APEX 5201号、GREENMOVER APEX 5202号、ぐりーんらいなー 3808号。
ラストは etto 3907号、ぐりーんらいなー3905号、GREENMOVER APEX 5204号と架線柱に隠れている227系 RedWing、EF210-18号機と離合するGREENMOVER APEX 5203号•••••••,でした。