三陸海岸満喫旅〜crowdfunding〜
「種市駅」開業100周年!
この記事は、2025年2月下旬にJR八戸線「種市駅」を訪問した旅の振り返り記事です。
2024年11月に開業100周年を迎えた、岩手県洋野町にあるJR八戸線「種市駅」。洋野町の中心駅で、鉄道だけでなく、バスやタクシーといった町内の交通の拠点でもあります。
これまでみどりの窓口も設置されていた有人駅でしたが、2023年3月に営業を終了し、終日無人に。券売機どころか、待合室の暖房さえ撤去されてしまいました。
そこで洋野町は、町民の憩いの場として活用し、JR八戸線の利用促進にも繋がるよう、駅舎の改修工事を決定!その財源を少しでも補うべく、クラウドファンディングをスタートさせました。
返礼品はまさかの「駅カード」などの鉄道グッズ!JR八戸線(うみねこレール八戸市内線)の沿線民&利用者として、寄付しないわけにはいかない!何なら「駅カード」が欲しかったし…
予想外の出来事…そして出発!
とある日、今日は学校の授業がないと、朝から自宅でゆっくりと過ごしていたら、午前9時半に玄関のインターホンがなりました。郵便局でした。
郵便局経由で自分宛にくるような物、あったかな?と思ったら、洋野町からでした。2月に「寄付金受領証明書」を送ると書いてあったなと思い出し、レターパックを開いたら、入っていたのは『3種の駅カード』でした。
返礼品の送付は2025年5月予定と書いてあったけど、まさか受領証明書と一緒に送付してくるとは…。届いた嬉しさよりも驚きました。
よし!今日は自宅で今年度の授業プリントの整理をする予定だったけど、種市駅に行こう!誰よりも先に駅カードと駅看板を一緒に撮影したいと、出かける準備を始めました。
キハE130系気動車で行く!
お昼ごはんを早めに食べ、自宅最寄駅のJR八戸線「本八戸駅」にやってきました。国の重要無形民族文化財に指定されている「八戸えんぶり」も開催されていた関係か、人が多い印象でした。
◎JR八戸線
本八戸(12:33発)
↓441D 普通 久慈行
種市(13:19着)
「旅せよ平日!JR東日本たびキュン❤️早割パス」の利用でしょうか、スーツケースや大きなリュックを持つ旅行客もたくさんいらっしゃいました。いつも空席だらけの車内、今日はなぜか満席でした。にしても雪が吹雪いて、寒いですね…
生まれ変わった待合室
本八戸駅から三陸海岸沿いに約50分、目的地の岩手県洋野町「種市駅」に到着です。洋野町の中心駅ということで、10名弱の方が降りられました。用事や買い物で出向き、八戸から戻ってきたのでしょう。
早速、駅カードを駅看板と共に撮影しました。そして生まれ変わった待合室へ!暖房が効いていて温かいです。テーブルや椅子も充実しており、列車やバスを待つのには快適ですね。
待合室には列車やバスを待つ多くの町民がいらっしゃいました。お仲間同士で楽しそうな会話をしていますね。この真冬に暖房無しはキツイでしょうから、1年弱でリニューアルできたのは町民にとって大きかったでしょう。僕自身、大変嬉しく思いました。
洋野町のシンボルキャラクター「ダイちゃん」の像の隣には『腕木式信号機』があります。大正13年の開業当時から平成16年まで種市駅で使用されていたものです。全国のJRで最後まで利用されていたのが八戸線の腕木式信号機でした。
雪は止み、そして帰宅…
◎JR八戸線
種市(13:48発)
↓446D 普通 八戸行
本八戸(14:36着)
折り返しの列車がやってきました。町民の方や観光の方を含めて5名程度の方が乗車されました。久慈行よりはお客さんは少ないようですが、八戸市内に入ると一気に増えていきました。
八戸市内に入り、気づいたら雪は止み、お日さまが見えるようになりました。出発時よりも気温・心ともに温まりまして、帰宅いたしました。
【過去の三陸海岸満喫旅シリーズ】
▼2023年1月正月「looking」
▼2023年1月上旬「finding」
▼2023年2月下旬「surprising」
▼2024年12月下旬「celebrating」
▼2025年2月下旬「crowdfunding」
最後まで閲覧ありがとうございました。