今回は「私が鉄道にはまったきっかけ」を綴ってみようと思います。
小さいころから電車は好きでした。特に発車メロディが好きな女の子でした。
ピアノのコンクール本選で東京に行くことが年に1度あり、上野から茨城へ帰るときによく17番線ホームの特急列車の車内から聞いていたり、iPodのボイスメモで録音していたのを今でも思い出します。現在の上野駅の発車メロディは「あゝ上野駅」ですが、当時は「Cielo Estellado」。これを聞きたくてコンクールの地区予選を頑張ろうとも思ってた時期もあります(笑)
でも撮り鉄女子になったきっかけは、約1年前になります。
当時いた職場でストレスフルになり、突然できてた仕事もできなくなりました。電車通勤も苦になり、朝起きるのもつらく、夜になれば、朝が来ないでほしい。と願うばかり。
異常を感じて心療内科に通ったところ、「適応障害」との診断。約3か月の休職することになりました。
休職中は仕事のことを忘れて過ごそうと、今までの自分にご褒美ということで、色んな所に行きました。(電車移動はリハビリも兼ねて)
春時期だったので桜を見に市川に行ったりチューリップが咲き誇る佐倉に行ったり。
今まで行ったことがなかったようなところに足を運びました。
撮り鉄女子になった、鉄道に完全にはまったきっかけが、成田を経由して富里市に行ったときのこと。
たまたま乗った電車が今まで見たことない車両だなと思い、当時付き合い始めた相方に聞いたところ「それ京成で1本しか走ってない電車で激レアだよ」と教えてくれました。
ボスとの出会いはもちろん。鉄道に詳しい、相方さんに出会ったのもきっかけの一つです。聞けばすぐ回答が返ってくる。休みの日に一緒に出掛けた時に私がわからないこともたくさん教えてくれました。
ボスは私の一番お気に入りの車両で、iPhoneを使っていたころはフォルダを作って、ボスの写真で埋め尽くしたほど、気づいたら撮影にのめりこんでいました。
ボス以外にも35先輩(3500形)やレジェンド(3600形)も撮ったり。
体調がいいときは、自宅から少し歩いた線路沿いで撮影したりしています。
(最近は寒くて線路沿いに行けてないんですがね・・・)
その後なのですが、職場復帰したものの、体調が回復せず5年半務めた会社を退職。不安障害を患ったまま、精神障害者手帳を取得し、現在は就労移行支援事業所に通いながら復職を目指しています。
鉄道と写真は心の安定剤。もちろん撮影時はきちんとルールを守っています。
外へ出るきっかけを作ってくれたボス、鉄道の魅力を教えてくれた相方、何より、元気をくれた京成のすべての車両たち。ありがとう。