ここのホーム長はいくらあったのか? | yesterday once more

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東北発。コレクションと旅日記です。

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 どこの駅かと言われると、福島交通飯坂線の美術館図書館前駅だ。自分が通学で利用していた頃は森合といった。ただ今回はその話ではない。

どちらかと言えば割と地味な路線の、ローカル私鉄としてどこにでもありそうな駅。それが旧友と盛り上がった話題だった。

 もう遠い過去の70年代、自分たちが通学のためここで下車していた。Wikipediaにもあるが1975年は輸送実績として輸送密度が11,458人/日。この路線のピーク時のラッシュを経験していた訳である。そのため750Vの3連が運用されていた。ダイヤとしても10分間隔は地方私鉄として驚異的であり利用客である自分たちも自慢だった。

 そのラッシュをさばくため、福島交通は東急からデハ3300形3連を譲受した。古さはあったものの何となく都会的な感じがした。先入観があったと思うけど。それに乗ってみたくて乗車する電車をわざわざ変えたものだ。

 ここから表題の話になる。

この旧森合駅、デハ3300の先頭のドアがホームぎりぎりになる。クリアランスポストは当然もっと前になるが、停車位置が芸術的だった。写真の階段ぎりぎりのところに先頭のドアがくる。もちろん最後尾のドアもホームにかかっている。

福島交通の従来車でも3連があったが編成として15m+16m+15mと若干短かったので気づかなかったが、デハ3300形は16m車である。ところであのホームの長さは何メートルあるのか?という他愛のない疑問だ。もちろん高校生が図面を持っているはずがない。

 自分たちの推測では、連結面を1mとすると編成として50mになる。車端からドアまで2m、編成の前後4mが外れるので46mくらいではないかということになった。

そんなどうでもいいことを考えるなどやっぱり高校生は暇なのだと思われるだろう。確かにそうだ。

 それでも開いたドアのすぐ横に、写真に写っている手すりが見えるから「おお!」となる。ぎりぎり安全だが。

いずれ図ってみたいけど巻き尺を持ち出したら不審者になる。こそっと歩幅で図ってみたい。

夭逝した旧友にあの世で知らせなければならないので。

写真を眺めていて思い出したことだ。自分もあの世に行ったらまたどうでもいい話で盛り上がりたい。ローカル私鉄の最盛期の話でも。

 東急の16m車は中古であってもローカル私鉄からは注目の的のようだ。その使い勝手の良さの話を変えるとこういうことになるのかと。だから当時も18m車ではなく16m車を買ったのだろう。

 

 

 

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