JR大和路線(関西本線)新今宮にて
 JR西日本201系近ナラND609 普通 JR難波行き
 221系への置き換えが進み、最後の頑張りを見せるJR西日本の201系です。
 今では貴重になった電機子チョッパ制御を使用している形式で、現役車では他に京都市営地下鉄10系の前期車と広島電鉄800形の未更新車くらいしか残っていません。
 国鉄→JRで、電機子チョッパ制御を採用されたのがこの201系と元々JR常磐緩行線·東京メトロ千代田線に使用されていた203系しか採用されておらず、採用例は少数派にとどまっています。
 現在の奈良区の201系は東海道·山陽本線で使用されていた編成を321系の投入に伴って103系の置き換えのために転属した編成で、約20年近く大和路線を走っており、かつてはおおさか東線でも開業時から新大阪延伸を経て、221系への置き換えまで走っていましたが、次のダイヤ改正でとうとう定期運用からの撤退が予想されています。201系が撤退すれば大阪府下から定期運用を持つ国鉄型が消滅するとともに、大阪環状線·大和路線·阪和線関連の運用において、特急列車を除き全列車3扉化が達成されることになります。