「週末パス」はどのような理由から発売終了に至ったかを想像してみました
JR東日本から、2025年2月19日付けで「えきねっとでのご予約でおトクな商品を期間限定で発売します!~新幹線や在来線特急列車の 50%割引及び一部のおトクなきっぷの見直しについて~」のニュースリリースがありました。
後段の「おトクなきっぷの見直し」の中には、「首都圏週末フリー乗車券」「東京フリー乗車券」「週末パス」の廃止があり、とくに「週末パス」廃止の驚き、衝撃は大きいものがあります。
今回は、週末パスが2025年6月末で廃止となる背景について、自分がJR東日本の立場だったらと思い浮かべながら、うがった見方ではありますが、廃止理由を探ってみたいと思います。
毎回のことですが、何の根拠もない勝手な想像ですので、予めご了承ください。
週末パスが廃止に至った理由(順不同)
○ JR東日本発足時からの、EEきっぷ、ハートランドフリーきっぷ、土・日きっぷ、ウィークエンドフリーきっぷ等の、JR東日本全線フリー、新幹線も自由席はフリーといった伝統や名残を、週末パスが受け継いでいる側面の見直し
○ 新幹線eチケット(トクだ値)、在来線チケットレス特急券など、チケットレス化への移行、誘導
○ 紙の切符廃止の一環
○ 販売実績の低下
○ 週末パスによる本来の運賃収入分との差額の減収
○ 週末パスのための、土曜・休日の新幹線や特急の混雑
〇 土曜日の朝の新幹線や特急の混雑
○ 土曜・休日の行楽利用に利用される反面、平日の行楽促進につながらないこと
○ 週末パスで割引しなくても、東京-仙台・山形・新潟などでは利用が見込めること
○ 広範なエリア対象のフリーきっぷの見直し
○ ほぼ通年を通しての土曜・休日に、新幹線を含めてのフリー乗車の過剰?サービス
○ 小児価格が安価すぎること(2,600円)
○ 小児価格を安価にすることで親子旅行促進を期待し、所期の目的を達したこと(または誘導効果が、期待したほどの成果ではなかったこと)
○ 発売価格の見直し(値上げ)、有効期間短縮といった見直しよりも廃止の方が、議論が少なくなること
○ 私鉄と第三セクター路線のフリー区間組み入れによる精算の見直し
○ 平日専用の「キュン★パス」への移行
○ 本州の他のJR(JR東海、JR西日本)では、週末パスと同じ類のきっぷは発売していないこと
以上、勝手にあれこれ想像してみましたが、もっと異なる趣旨なのもしれません。
いずれにしても、2025年6月を以って週末パスは終了しますので、往復8,880円以上の区間で最後の乗車、思い出を残しておきたいものです。
最後に、本内容はJR東日本に対する悪意的なものは一切ありませんので、誤解のないようお願いいたします。