はじめに
先月に大阪メトロの夢洲駅が開業し、大阪・関西万博の開幕まで2カ月を切りました。
ただ、鉄道で夢洲へ行くのにネックになるのは運賃です。
大阪メトロ中央線のコスモスクエアと夢洲の駅間は3.2kmなので、同駅間は2区からの運賃適用となります。また、同駅間は90円の加算運賃も発生するため、コスモスクエアから夢洲だけでも片道330円の運賃がかかります。
そこで思いつくのは、大阪メトロが発売している1日乗車券「エンジョイエコカード」を利用することですが、残念ながらコスモスクエアから夢洲駅間は「適用除外」になっています。
つまり、「エンジョイエコカード」を利用した場合、コスモスクエアと夢洲の間は別途片道330円を払う必要があります。
それでは、夢洲駅も含めたフリー乗車券はないのかと言えば、実はいくつか発売が発表されています。
今回はこれらフリーきっぷをピックアップしてみたいと思います。
「Osaka Metro 26時間券」「Osaka Metro 48時間券」
大阪メトロが発売する、フリー乗車券としては珍しい「時間単位」の乗車券。
料金は26時間券が大人1,100円、48時間券は1,800円です。(小児はその半額)
有効区間は夢洲駅も含む大阪メトロ・ニュートラム全線ですが、バス運行のいまざとライナーは対象外です。
時間帯を調整すれば、26時間券でも翌日の利用が可能なので、万博だけではなく大阪市内観光にも威力を発揮するのではと思いますね。
乗車券はQRコード方式で、e METROアプリかスルッとQRttoサイトから購入する必要があります。
大阪スマートアクセスパス
こちらは大阪メトロとJR西日本が共同で発売しているフリー乗車券。
1日券で料金は大人のみの1,200円です。
この乗車券は、有効区間がJR西日本は大阪環状線・ゆめ咲線全線と新大阪駅とJR難波駅が利用可、大阪メトロは夢洲駅も含む大阪メトロ・ニュートラム全線で26時間券などと同様にいまざとライナーは対象外です。
JRでは行けない大阪市都心部と大阪メトロでは行けないUSJや夢洲方面を互いに補完しているのが特色ですね。
万博やUSJだけではなく、他の大阪市内の観光にも威力を発揮しそうです。
乗車券はQRコード方式で、KANSAI MaaSアプリから購入する必要があります。
以上、2つの乗車券を紹介してみました。
おそらくは他にも大阪・関西万博に向けて、様々な乗車券が発売されると期待しています。
楽しみに待ちたいと思いますね。