いよいよ,2/15の「スモワミステリー号」へ出発です.
これまでの旅路
門司港駅にて
門司港駅では団体臨時列車に対してある程度裁量がある案内表示がなされるようで,このような表示がなされました.ご丁寧に,行き先は非公開です.
種別は特急だそうです(実際は快速です).
しばらくすると,機回しが終わった列車が戻ってきました.
左側のタブレットキャッチャー保護板は少しハゲがあり,そこから国鉄色が透けて見えます.
時間になりましたので出発します.
門司駅
列車は西へ進み,関門トンネル入口を右手に門司駅を通過し,
門司機関区を右手にED76・EF81・DD200などをみます.関門トンネル区間は日中でも保守点検を行うためダイヤの制約が厳しく,団体臨時列車が運行されるのは「デスティネーションキャンペーン」関係で「サロンカーなにわ」が通るのみで,それも2019年を最後に運行されていません.このミステリー列車において最初から山陽・山陰本線方面はなかったのです.そもそも,「SL人吉」用の50系がJR西日本区間で,「SLやまぐち号」用の35系4000番台がJR九州区間で使用されたことはありません.客車列車であるなら機関車を付け替えるだけでどこでも行けるだろうと言うのはさにあらず,事業者ごとに車両の差異が大きくなった現在の日本では無理と言わざるを得ません.例え話をするなら,この50系が,柳井駅でトイレや暖房が故障したと申し出があったとき,どの事業者のスタッフの方が仮修繕を行うのでしょうか???
小倉駅にて
このアングルで小倉駅に入線していると言うことは,
小倉駅は1番のりばに停車しました.つまり,日豊本線経由であることが確定しました.
小倉駅の表示は,この列車の時刻表上の行き先が表示されていますが,そこは最終目的地ではありません.ブログ記事では一応モザイクをかけておきます.
この列車では小倉工場の横を徐行運転する演出がなされました.ありがとうございます.最近の運転体験ツアーで使用されているキハ40 8128が綺麗に整備されていました.
最初の停車駅
最初の停車駅は,日豊本線をさらに南下し,なにやら線路があったような場所の駅,
小波瀬西工大前駅でした.ここで「ソニック」に抜かれますが,対向の普通列車は「RED EYE」ことPm8105編成でした.各種検測機器が取り付けられ,BE220型・キヤ141型・DEC741型を補完して検査が可能という車両です.
次の行橋駅は通過したため,これにより,「スモワミステリー号」は大分県方面へ向かうことがわかりました.
次は大分県内の様子をまとめていこうと思います.この車両でこの区間に乗車するのは都合3回目であるため,また変わった視点で捉えられると良いと思います.
続く
行き先に関する補足
この列車を日田彦山線方面に走らせると,行き先は「田川後藤寺」の一択になります.この列車はプッシュプルではないため,添田に行く,田川後藤寺で折り返して後藤寺線へ行くことはできません.到着時間は「13:09」と告知されているため,時間的にも考えにくいです.
この列車が行橋駅に到着(実際には通過)した際,平成筑豊鉄道には9:28発の列車がおり,ダイヤの設定が非常に難しいです.仮に行えたとしても,最終的には直方駅または(日田彦山線経由で)田川後藤寺駅に出ることになり,その際は50系の編成が鹿児島本線基準で逆になってしまいます.なお,平成筑豊鉄道には2024年にJR九州のDE10が入線しています(*).
(*):https://railf.jp/news/2024/05/24/155700.html