続いての全駅間歩きは真岡鐵道です。
真岡鐵道は水戸線・関東鉄道の下館駅と茂木駅の間を結ぶ41.9kmの路線です。
元々は真岡線と呼ばれていましたが、
第三セクター化されて現在の路線名となりました。
沿線の各都市は宇都宮を指向する傾向にあり、
下館や小山への流動はあまり多くないという弱点はありますが、
地域の自治体がSLを保有し、SL列車「SLもおか」を定期運行しています。
真岡鐵道の路線距離は41.9km。
これを2日で歩こうとすると結構余裕のあるプランになる反面、
1日で歩くとかなりハードなプランになってしまいます。
地元から下館に行くだけでも3時間近くかかるので、
できれば1回で歩いてしまいたい…でも、そうなると長時間歩きは必至。
通常スタイルでなるべく夜中に食い込ませないとなると、
一番日が長いこの時期に歩かざるを得ませんでした。
いざプランを立ててみると、それでもかなり厳しいことが判明。
結局、下館で前泊して早朝から歩くことにしました。
6月15日(土) 歩行区間:下館→茂木 天気:晴れ
下館(5:57発)-下館二高前(6:20着・6:22発)-
朝5時50分、下館駅。
気持ち的にはもっと早く出たいところでしたが、
予想最高気温31℃といわれている中、
睡眠時間もそれなりに確保したいと思ったらこの時間になりました。
真岡鐵道線のホームは1面1線。
水戸線友部方面ホームの反対側で、両者の間には段差があります。
ちょうど茂木行きの始発列車が待機中でした。
小山方面のホーム端。
普段は使用されない水戸線と接続するポイントを通過すると、
真岡鐵道の線路は大きく右にカーブを切ります。
今回も北口からスタート。
駅前のコンビニ、前回訪問時よりも営業時間が延長してた。
やっぱり人員不足だったのかな?
でも土日は休業とのこと。
準備体操を終えたら、いよいよ長丁場の始まりです。
まずは駅前の分岐を左に進んで、小さな坂を登りました。
坂を登った先にはレトロな商店街が。
もともとはこの通りが駅前商店街だったのかな?
水戸線歩いた時に見た下館市街地ほど古い時代のものではありませんが、
昭和あたりのなじみのある古さの方が
かえってレトロさを感じられます。
今日はサクサク進まないといけないのに、
写真を撮りたくなる建物が続いて、なかなか先に進めない。
レトロな商店街は抜けましたが、そのまま北へ進みます。
しばらく進むと、右手に神社が。
こちらは城山八幡神社で、下館城の跡と重なるそう。
歴史をさらに遡ると、平将門を討伐する際に建てられた
三館(上館・中館・下館)のうち下館だった場所なんだとか。
遺構はほとんど残ってないそうですが、周辺の道と城の堀跡が重なっているとのこと。
そこから少し進むと、今度は左手にお寺。
こちらは定林寺。
当初の下館城主だった水谷氏歴代の墓があるそう。
今日は立ち寄る時間はなさそう。
その先の角を左折。
左が下館中学校、右が下館第二高校。
まだ6時半にもなってないのに、もう中学校の朝練が始まってる。
…そして、あいさつ攻撃を受けるという。
怪しい人じゃないですよ。
そのまま踏切まで進むと、左手に最初の駅・下館二高前駅が見えました。
1988年、真岡線の第三セクター化と同時に開業した駅です。
駅の外側に駅名標がないので、駅舎代わりにこの写真。
ホームは1面1線の単式。
近年できた駅らしいシンプルな造りです。
最初の駅なので、写真だけ撮ったら次の駅へ進みます。
線路沿いの住宅地を北へ進みました。
(その2へ続く)
下館駅から下館二高前駅先までのGPSログ(1/30,000)です。