フロントの青色と黄色の水玉模様は房総の海の波しぶきをイメージしてあくまでも爽やかだ。
勝浦から乗った三番手の3239Mはおあつらえ向きにボックスシートが空いていた。
辺りに乗客も居ないので海を眺めながら暫しのワンカップタイム、芳醇な安房の酒 “寿萬亀” を開ける。
カップの底を啜ったころに安房天津に停車、午後の静かな無人駅だ。
やがて来るはずのワンボックスの路線バスで、安房の山を深く清澄寺を訪ねてみたいと思う。
フリーきっぷとワンカップを片手に、ローカル線の旅は勝手で気ままだ。
旅人よ / さだまさし