3月8日から営業を開始する東武80000系81503編成の試運転を八木崎駅、豊春駅、岩槻駅で撮影しています。
今回記事【その1】では八木崎駅と豊春駅、次回記事【その2】では岩槻駅で撮影したものを掲載します。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
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東武アーバンパークラインは大宮駅から船橋駅まで62.7kmもある長大路線で、この長い区間で試運転列車を見つけるのは難しいかなと思っていました。
ところが、先日ネットの記事で日中岩槻駅と春日部駅を往復する試運転が高頻度に行われていることを知りました。
80000系が来るまでしばらく待つつもりでしたが、10分も待たずに岩槻駅方向から到着しました。
試運転列車はいったん駅に停車した後、春日部駅方向に出発していきました。
80000系は5両編成ですが、すでに各駅には5両編成用の停止位置を示す標識が設置されていました(上の画像のスカート付近)。
反対ホームに移動して待っていると、10分ほどで試運転列車が戻ってきました。
なお、駅の接近放送では「通過列車」とアナウンスされていましたが、今回撮影した駅では全ていったん停車していました。
6両編成対応のホームに5両で停車するため、他の形式に比べると停車中の写真が撮影しやすくなっています。
フルSiC素子MOSFET-VVVFに同期リラクタントモーターを組み合わせた80000系の走行音はとても静かです。
三菱フルSiC素子MOSFET-VVVFの車両(東急2020系など)とは異なった音がします。
YouTubeチャンネルの動画には、80000系と60000系や500系なども収録し、走行音の違いを比較できるようにしています。
三菱フルSiC素子MOSFET-VVVFを搭載する東急2020系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
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試運転列車の合間に8000系の動態保存車8111編成が到着しました。
オレンジとベージュ塗装の8000系は東上線でも走っていますが、こちらは8000系唯一の登場時の前面スタイルを残す車両です。
動態保存車両ですが、他の8000系に混じって通常の列車で運用されており、80000系の運行が始まると車齢の高いこの編成の動向も気がかりです。
八木崎駅ではもう1回春日部方向に向かう試運転列車を見送った後、一駅隣りの豊春駅に移動し、春日部駅方向から到着する試運転列車を撮影します。
岩槻駅〜春日部駅間の距離は7km程度のため、概ね30分に1回くらい試運転列車を見ることができました。
試運転列車を珍しそうに眺めている一般利用者の方もいましたが、中には車両の数を1、2、3、4、5と数えている人もおり、1両減車されることを心配しているようです。
今回撮影した3駅の中では豊春駅がいちばん被りが少ない駅でした。
とはいえ、他の駅もそれほど被りは多くなかったので、全体的に撮影しやすかったという印象です。
80000系の側面をみると、肩の部分のブルーとグリーンのストライプのほかは無塗装で、スッキリしています。
前世代の60000系のようにアーバンパークラインのロゴもありませんが、これから追加されるのか、もしくはホームドアの設置で見えにくくなることから省略されているのかもしれません。
今回撮影した81503編成は5両全てが新車でしたが、今後導入される大半の80000系は60000系の中間車が1両組み込まれます。
窓のサイズは多少異なりますが同じアルミ車体のため、60000系が組み込まれてもあまり違和感はなさそうです。
60000系は2013年の登場からまだ10年程度しか経っていませんが、80000系に準じたリニューアルが行われるそうです。
すでに1編成が近畿車輛に輸送され改修が始まっているようなので、80000系の導入とともに今のスタイルの60000系も減っていく見込みです。
以上、60000系との比較とともに八木崎駅、豊春駅で撮影した80000系試運転列車をご紹介しました。
ネット記事に掲載されていたとおり、高頻度で試運転列車が岩槻駅と春日部駅の間を往復していたため、効率的に撮影することができました。
次回記事【その2】では、岩槻駅の折り返し時間に80000系を細かく観察しているので、その内容を掲載します。
YouTubeチャンネルの動画では、フルSiC素子MOSFET-VVVFに同期リラクタントモーターを組み合わせた東武80000系を収録しています。
この記事とあわせてぜひご覧ください。
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